テクニック#7「炊飯器のタイマーを活用して保温時間を短縮」

三洋電機のマイコンジャー炊飯器「ECJ-KS30」(2008年12月発売)

炊飯器は1合を5回炊くよりも、5合を一度で炊くほうが節電でき、しかもおいしく炊ける。できるだけまとめて炊くのがオススメだ。また、炊飯器の保温機能をなるべく使わないようにすることで、電気代を節約できる。コツは食事時に合わせてご飯が炊き上がるようにタイマーをセットすること。保温時間のカットで森川家は約10円を節電した。余ったご飯はタッパーに入れたり、ラップでくるんだりして、冷ましてから冷凍庫で保存しよう。
■10円 → 0円
■10円の節約!
ここまでのテクニック通算:2,445円の節約!

テクニック#8「掃除機の強・中・弱を使い分ける」

日立のサイクロン式クリーナー「ごみダッシュサイクロン CV-SM8」(2008年7月発売)

掃除機は消費電力は高いものの利用時間が短いため、それほど電気代を気にする家電ではない。それでも手軽な工夫で節電効果を積み重ねられる。まず、掃除を始める前に室内を整理整頓しよう。掃除機を掛けながら整頓すると電源を入れている時間が増えて効率が悪い。さらに、強・中・弱のボタンを使い分けよう。ゴミを取りにくいじゅうたんだけ「強」を使うことで消費電力が半分以下に抑えられる。「強」しか使っていなかった森川家では、「中」や「弱」も使い分けることで、消費電力を約半分に抑えた。
■27円 → 14円
■13円の節約!
ここまでのテクニック通算:2,458円の節約!

テクニック#9「テレビのながら見をやめる&テレビの輝度を下げる」

シャープの液晶テレビ「AQUOS LC-40AE6」(2009年4月発売)

誰も見ていないのにテレビがついている、お父さんが新聞を読みながらテレビの音声だけ聞いている、そんな家庭も多いのでは? 見ない時はテレビを消す、これが一番だ。また、テレビは画面が明るいほど電力を使う。部屋の明るさや見る番組の内容に応じて輝度を下げれば節電につながる。画面にホコリが溜まると画面が暗く見えるので、こまめに掃除すると輝度を下げても気にならないだろう。森川家では1日の平均視聴時間が4.5時間のところ、主にお父さんの努力により消費電力を30%カットできた。
■283円 → 198円
■85円の節約!
ここまでのテクニック通算:2,543円の節約!

テクニック#10「テレビやレコーダーの主電源を切る」

シャープのBD/DVDレコーダー「AQUOSハイビジョンレコーダー DV-AC82」(2008年3月発売)

テレビやレコーダーは主電源をこまめに切ることで、待機時消費電力をカットできる。ただし、正直これは効果が低い。製品によっては、まるまる1カ月間、主電源を切ったとしても、節約できる電気代が10円に満たない場合もある。また、主電源を切ると録画予約が機能しなかったり、再設定が必要になるケースもあるので注意したい。ここで注目したいのは、「エコモード」などを備えたレコーダーだ。予約録画以外の動作をカットすることで待機消費電力を半分以下に抑える。森川家ではもともとあまり録画予約しないことからこまめに主電源を切ることにし、電気代を5円下げた。
■10円 → 5円
■5円の節約!
ここまでのテクニック通算:2,548円の節約!

初級編はここまで。冒頭で述べたとおり、次回は根気や時間・手間がかかってライフスタイルの変化を伴う工夫を[中級編]として紹介していく。

中級編の記事はコチラ
節電の夏、ちょっとの工夫で我が家の電気代はどれだけ浮く? - 中級編