[初級編]我が家の家電でいますぐ始められる節電の工夫

テクニック#1「エアコンの設定温度を上げる / 冷房時間を短くする」

日立の14畳用ルームエアコン「白くまくん RAS-S40Y2」(2008年11月発売)

まず試したい、効果絶大の方法がこれ。森川家では冷房能力4.0kWのエアコンを一日あたり約8時間使用した。エアコンは外気温や設定温度によって消費電力が変わるが、森川家では1時間あたり平均900Wの消費電力だった。電気代は約5,783円。エアコンの設定温度を1℃上げると消費電力が減り、電気代は約10%カットされて約5,204円になる。また、冷房時間を1時間短くすると、電気代は約5,060円。設定温度を上げて冷房時間も短くする合わせ技ならなんと約4,554円だ。
■5,783円 → 4,554円
■1,229円の節約!

テクニック#2「扇風機やサーキュレーターを併用する」

山善のタイマー付きリビング扇風機「YLT-C30」(2009年4月発売)

我慢するのは工夫じゃないという人は、扇風機やサーキュレーターを併用しよう。一見、余計に電力を消費するように見えるが、室内の空気をかき混ぜたり、体感温度を下げることで冷房効率が上がる。エアコンの設定温度を無理なく3℃も上げられれば、扇風機やサーキュレーターの消費電力など無視できるほど電気代が浮く。森川家では消費電力46Wの扇風機を併用して設定温度を25℃から28℃へ。電気代は5,783円から4,177円に大幅減額! なお、この方法は#1で紹介した方法と同時に行うことが前提。#1と#2を両方行うことで節約できる合計金額は1,439円となる。
■5,783円 → 4,344円
■1,439円の節約!
ここまでのテクニック通算:1,439円の節約!

テクニック#3「冷蔵庫の使い方を見直す」

日立の冷凍冷蔵庫「R-SF45YM」(2008年10月発売)

冷蔵庫の節電で大事なのは、無駄に冷やすモノを減らすこと。冷蔵庫は何かを入れれば入れただけ冷却し、電気を使う。イモ類やタマネギ、マヨネーズやオリーブオイルなど、冷蔵庫に入れなくていいものが入っていないか見直そう。また、"余計な何か"には空気も含まれる。ドアの開閉を減らし、手際良く出し入れして、庫内の冷気を極力逃さないこと。こうした工夫で3~8%程度も節電できる。森川家では容量450Lの冷蔵庫を使用。年間消費電力量は360kWhで電気代は年間9,328円となり、1カ月では約777円の計算だ。8%節電できれば、約62円の節電となる。
■777円 → 715円
■62円の節約!
ここまでのテクニック通算:1,501円の節約!