スッキリした内部に、潔いストレージ構成

本体内部は非常にスッキリとまとまっている。ゲーム性能のカギとなるCPU~GPU~メモリの水準が高いため、標準構成のままでも今後数年は現役でいられるはずだ。

ただ今どきノートでもSSDが標準搭載なのに、本製品の搭載ストレージは2TBのHDDのみ、という割り切った構成なのはどうか……と思うかもしれない。しかし中途半端な容量のSSDを載せて価格を上積みされても、かえって邪魔になるだけ。特に最近のゲームは1本で30~60GBくらい平気で消費するため、大容量のSSDを載せるか、さもなくば潔く大容量HDDにしたほうがいいのだ。「NEXTGEAR i640PA5-SP-BDO」はコアゲーマーやPC上級者の考える"ツボ"を抑えたスペックになっている。もちろんBTOを利用して高速なSSDを追加することも可能だ。

またCPUクーラーは、今どき珍しい小型のトップフロー式が採用されているが、BTOでより静かで冷却効率の高い、簡易水冷式への変更にも対応してくれる。標準構成のままでも動作に問題はないが、夜中にゲームを遊ぶことが多い人は、より静かな水冷タイプへの変更も検討するといいかもしれない。

すっきりとまとまった内部構造。ケースは前後に十分な広さがあるので巨大なGTX 980でも余裕で格納できる。空きスロットやベイ数も十分多いため(自己責任だが)自分で拡張して長く使うことも可能だ

CPUクーラーは今では珍しいトップフロータイプ。静音性より冷却を重視した設計なので、音が気になる人はBTOで水冷化したいところ

第2世代Maxwellを搭載したハイエンド級GPU・GeForce GTX 980を搭載。クーラーの形状は異なるが、クロックの設定はリファレンス仕様と同一。ゲーム中のGPUコアクロックは1151.3MHzで安定していた

ストレージは2TBのHDDが1基のみ。1本30~60GBも占有するゲームが増えてきたので大容量ストレージは大歓迎だが、BTOでSSDを追加し、OSはSSDから起動させるとさらに快適になる

付属モノにしてはけっこう本格的なキーボードとマウスも付属する