S.T.A.L.K.E.R Call Of Pripyat((グラフ70~81)

GSC Game World
http://cop.stalker-game.com/

ベンチマークはこちらの通り。この前このベンチマークのご紹介をしたのはCatalyst Omegaの時であるが、実を言うとテストが手軽なこともあって、ほぼ毎回一応試してはいる。

ただいちいち記事にはしないのだが(例外はGeForce GTX Titan Xの時で、今から思えばやっとけば良かった)、今回はちょっと結果が面白いのでご紹介してみたい。

負荷が軽いというかGPUよりもCPU負荷の方が高いっぽいのがこのベンチマークの特徴で、Dayの結果(グラフ70~72)はGPU種類/解像度に無関係にスコアが一定になるというのはほかでも経験した事で珍しく無い。ただ、それ以外のNight/Rain/SunShaftではそれなりに差があるというのがこれまでの常だった。

実際、Night(グラフ73~75)では明確に性能差があり、GTX 980 TiはGTX 980と比較しても10~20%程度のフレームレート向上が見られる。

SunShaft(グラフ79~81)も同じで、これらでは明確なアドバンテージがあると考えて良い。面白いのは、Rain(グラフ76~78)で、GTX 980 Tiのみ、再びフレームレートが棒になってしまったことだ。

GTX 980は普通に変化があるグラフになっているあたり、両者の性能差が丁度境目に当たっている、という事なのだろう(GeForce GTX Titan Xでも試していればこれが明確に確認できたことになる。ちなみに以前RADEON R9 295X2で試したときにはこうならなかったのは、Dual GPUによる負荷が何かしらの影響を与えているのではないか、と思う)。

もちろんベンチマークとしてみた場合はこの結果は評価に使えない。実際のところ内部のインプリメントの問題で、うまくフレームレート測定ができずにいるんじゃないかという気がしなくもない。

この問題が起きるであろうトリガーはGPU性能がある程度以上高いこと(どの程度高いとこれが起きるのかはシナリオ毎に違うようだ)な様で、その観点で言えばGTX 980 Tiはこの問題を起こすのに十分な程度性能が高い、という事はできるだろう。