「VAIO Pro 13 | mk2」の液晶ディスプレイはサイズが13.3型で、解像度は1,920×1,080ドットのフルHDだ。発色に優れている上、視野角も広いIPS液晶を採用。タッチ非対応の試用機には液晶ディスプレイ表面に低反射コートが施されているため、光の映り込みが少なく長時間利用しても目が疲れなかった。

低反射コートが施されたタッチ非対応モデルの液晶ディスプレイ。タッチ対応モデルでは光沢のあるグレア加工となっている

視野角はかなり広め。低反射コートの効果によって、光の映り込みが少ない点もうれしい

液晶ディスプレイのヒンジ部分にスピーカーが配置されている。出力された音が液晶ディスプレイで反射することで、サウンドの広がりを実現しているとのこと

キーボードは標準的な日本語配列で、キーピッチは約19mmだ。十分な大きさが確保されており変則的な配置もないので、すぐにでも軽快に入力できるはず。キーストロークは約1.2mmと前モデルよりも0.15mm減っているのだが、それほど浅くは感じなかった。

キーピッチは約19mmで十分な大きさ。キートップの質感も高い

前モデルからビスの配置を変更し、強度の弱い部分を補強。より安定感のあるキータッチが可能になったという。筆者はキーを押す力が強いため、キー入力の際に底打ち感があり、キーボード側からの押し戻す力がダイレクトに指へ伝わってくるような感触を受ける。試用機個体の問題もあるのかもしれず、キータッチが軽い人ならばそれほど気にならないかもしれない。

1.2mmのキーストロークは底打ち感やたわみがあり、やや安定感に欠けるが、それほど浅いとは感じなかった。前モデルでもややその傾向はあったが、気にならない人も多いだろう

使用時は液晶ディスプレイの下部が底面部を持ち上げるので、キーボードが傾斜して入力しやすい状態となる

キーボードを利用してみると、パームレストがかなり低くなっていることがわかる。高さを計測してみたところ、わずか9mmほどしかなかった。手が持ち上がらないので、手首にかかる負担がかなり減っている気がする。筆者は腱鞘炎で手首を傷めたこともあるため、このような配慮はありがたい。

パームレスト部分の高さは9mm。手首が持ち上がらないので負担が少ない。タッチパッドはボタンが独立型となり、誤操作が減った

インタフェースとしてはUSB 3.0×3、D-Sub、HDMI、有線LAN、SD/SDHC/SDXC対応メモリカードスロットなどが用意されている。軽量薄型のモバイルノートとしてはかなり多めの構成だ。対応する通信機能は1000BASE-Tの有線LANとIEEE802.11a/b/g/n/ac対応の無線LAN、Bluetooth4.0の構成だ。有効画素数92万画素のWebカメラは液晶ディスプレイの上部に設置されており、センサーには"Exmor R for PC" CMOS センサーが採用されている。

左側面には電源コネクタとUSB3.0×2を用意

右側面のインタフェース類は、SD/SDHC/SDXC対応メモリカードスロット、ヘッドホン端子、USB3.0、HDMI、有線LAN、D-Subの構成だ