究極の省スペースPC

Compute Stickを設置するには、本体の端にあるHDMI端子を液晶テレビや液晶ディスプレイのHDMI端子につなぐ。とても単純で分かりやすい。PCレビューで目にする「接地面積」という言葉は、Compute Stickにおいてほぼ無意味。言うなれば、究極の省スペースPCだ。

しかし本体を挿しただけでは、使えるようにならない。microUSBポートに付属のACアダプタを接続する必要があるし、初回設定時にはUSBのキーボードやマウスも必要になる。Bluetoothのキーボードやマウスを使いたいときは、Windowsのセットアップを済ませたあとに、ペアリング作業が必要だ。

アイ・オー・データ機器の23.8型フルHD液晶ディスプレイ「LCD-MF243XDB」

写真に向かって左側のHDMI入力に、Compute Stickを接続したところ。両側のコネクタがふさがれる(USBポートとHDMI入力)。ディスプレイによっては、Compute Stickの電源ボタンが押しにくくなることも

【左】向かって右側のHDMI入力には、右側のDVI-Dコネクタが邪魔をしてCompute Stickが挿さらない。【右】そこで付属のHDMI延長ケーブルを使用。曲がり具合を自由に固定できるフレキシブルタイプの延長ケーブルだともっとよかった

電源(microUSB)を接続

いったんセットアップしてしまえば、あとは普通のWindows 8.1 PCとして使える。付加的なアプリはインストールされていない