パイオニアは5月8日、カーナビゲーションシステム「カロッツェリア サイバーナビ」の新モデルとして10機種を発表した。5月下旬から順次発売する。価格はオープンで、推定市場価格は135,000円前後~255,000円前後(いずれも税込)。

ラインナップはLS(ラージサイズ)メインユニットタイプの「AVIC-ZH0999LS」と「AVIC-ZH0999L」、1D+1Dメインユニットタイプの「AVIC-VH0999S」と「AVIC-VH0999」、200mmワイドメインユニットタイプの「AVIC-ZH0999WS」と「AVIC-ZH0999W」、「AVIC-ZH0777W」、2Dメインユニットタイプの「AVIC-ZH0999S」と「AVIC-ZH0999」、「AVIC-ZH0777」。

AVIC-ZH0999LS

このたび発表された新モデルのうち、AVIC-ZH0999LS / VH0999S / ZH0999WS / ZH0999S / ZH0999L / VH0999 / ZH0999W / ZH0999は、レコチョクの音楽ストリーミングサービス「replay」をもとに、独自のレコメンド技術を用いた音楽ストリーミング機能「ミュージッククルーズチャンネル」を搭載している。車内へ楽曲を持ち込まなくても、無料の専用アプリ「ミュージッククルーズチャンネル」をインストールしたスマートフォンなどのネットワークを経由して、多彩なチャンネルの楽曲を楽しめる。パイオニア独自の音楽レコメンドシステム「ダイレクトリンクプレイ」によって、ユーザーの気分や好みに合うチャンネルを「特選チャンネル」「レコメンドチャンネル」「マイチャンネル」から推薦して表示。パイオニアは、ミュージッククルーズチャンネルによって、ユーザーが自分の知らない新しい楽曲に出会えるとしている。ミュージッククルーズチャンネルを利用するには、年額3,000円(税別)のreplayに申し込む必要がある。ただし、対応のサイバーナビ購入者は初回使用時から1年間、無料で使用できる。

そのほか、再生中の楽曲の歌詞をスマートフォンなどに表示する「歌詞表示」機能や、再生中のボーカルをカットして再生できる「BGMモード」などを備える。

ミュージッククルーズチャンネル画面イメージ

いずれの機種も最大出力は50W×4ch。0999系モデルは新たに「バイアンプモード」を搭載し、ツィーターとウーファーの出力を個別に設定できるようになった。Bluetoothにも対応し、音声コーデックはSBCだけでなくAACも利用可能だ。

ナビゲーション機能では、ネットワークと連携した交通情報を蓄積・提供してくれる。日本全国約70万kmのリアルタイムな渋滞情報と、渋滞予測データを用いた案内ルート作成をする「スマートループ渋滞情報」、交通状況や交通規制、天体情報などを実際の画像によってドライバー間で共有できる「スマートループ アイ」などの機能を備える。