自社製CPU「Exynos」を搭載

続いて、OS、CPU、メモリを比較しよう。

機種名 GALAXY S5 Galaxy S6
OS Android 4.4 Android 5.0
CPU MSM8974 AC
(クアッドコア、2.5GHz)
Exynos 7420
(オクタコア、2.1GHzクアッド+1.5GHzクアッド)
内蔵メモリ 2GB 3GB
ストレージ 32GB 32GB
外部メモリ micro SDXC(128GB) -

OSは、S5がAndroid 4.4だったが、S6ではAndroid 5.0(Lollipop)となった。

CPUはS5が「MSM8974 AC」(クアッドコア)の2.5GHzであるのに対して、S6では「Exynos 7420」(オクタコア)になった。そのクロックは2.1GHz(クアッド)+1.5GHz(クアッド)だ。

S6の「Exynos」はサムスン製、つまりは自社製だ。このCPUはオクタコアながら、消費電力が比較的抑えられているので、サムスン製オクタコアCPUが発熱がしやすかったのは遠い思い出となるようだ。

さらに「7420」では64ビット処理になっており、オクタコアが遺憾なくそのパワーを発揮できるデータハイウェイを確保している。なお、他メーカーでもオクタコアCPUの搭載が進んでおり、世界中のスマホメーカーのフラッグシップモデルのトレンドとなりそうだ。

メインストレージは32GBで変わらないが、メモリが2GBから3GBに拡大されたおかげで、多くのアプリを起動した場合も、よりスムーズに動作させることができそうなのがいい。「Ingress」などの比較的メモリを使うようなゲームを常時使っている人も多いと思うので、これはナイスな改善だ。