「Samsung Pay」の対応

比較表にはないが、S6では独自決済機能「Samsung Pay」に対応している。これはアップルの「Apple Pay」に対抗するようなサービスで、スマホを使ってクレジットカードによる買い物ができる。

データのやりとりにNFCのインフラが必要だということで、現段階では日本国内では利用できないが、対応に期待していたい。

結局S6はどう進化したのか?

総合すると、S6はバッテリ容量が小さくなり、駆動時間が短く、防水防塵機能がなくなったが、デザイン面が大きく改善され、ボディがスマートになったため、印象はかなりよくなった。機能面では、Bluetooth 4.1に対応したのも先進的だし、カメラの進化も時代に合っている。トータルでは大きな進化を果たしたと言えるだろう。

しかし、GALAXYを長年追い続けてきた人が見れば、機能的な進化よりも、ボディ構造を変えたこと、デザイン重視に舵をとったことのインパクトが大きいのではないだろうか? そういった意味でも、S6はGalaxyの歴史のなかで、大きなターニングポイントになると実感させられる端末になっている。