NTTドコモは2日、定額制の動画配信サービス「dビデオ powered by BeeTV」について、22日よりサービスブランドを「dTV(ディーティービー)」に改称するとともに、UIを一新すると発表した。あわせて、自宅のテレビでdTVを視聴できる「dTVターミナル」も発売。本稿では2日に行われた記者説明会の模様をお伝えする。

NTTドコモは、従来のブランド名「dビデオ」を「dTV」に改称。「映像のミカタが変わる」とのキャッチで大々的にアピールしていく

dビデオはエイベックス通信が運営し、ドコモが提供する定額制の動画配信サービス。国内外の映画やドラマ、BeeTVの番組など約12万作品を月額税別500円で提供している。22日にdTVに改称された後も、月額料金は変わらない。なおサービスはキャリアフリーとなっており、ドコモ以外の利用者でも契約できる。

dTVは月額料金500円で提供。キャリアフリー、マルチデバイスが特徴となっている

進化のポイントは3つ

進化したdTVの主なポイントは次の3つ。1つ目は「ザッピングUI」と呼ばれるUIを導入すること。具体的には、アプリを立ち上げるとすぐに映画やドラマの予告編が自動再生される仕様で、これにより利用者はテレビのチャンネルを変えるようにコンテンツを選択できるようになる。また、利用者に最適な映像をお薦めするレコメンド機能も強化。全ての映像作品に付与された1000を超えるフィルムメタと、利用者の視聴履歴・視聴時間・性別・年齢などを照らし合わせ、一人ひとりに合ったコンテンツが自動生成される仕組みだ。

ザッピングUIでは、テレビのチャンネルをかえるように簡単にザッピングが可能

利用イメージ。過去の視聴履歴をもとにコンテンツがレコメンドされる「あなたにオススメ」というタブが用意されている