3月12日、東京都・新宿の小田急新宿駅西口に、「日本HP×スクエニ」コラボ企画の「LUIDA'S CAFE with HP」がオープンした。日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)の最新ゲーミングPCで「ドラゴンクエストX オンライン」を楽しめるというユニークなカフェだ。開店に先立ち、報道機関向けにプレビューイベントが開催されたので、その模様をお伝えしよう。

さっそく「LUIDA'S CAFE with HP」の外観と内部から。通常は「Q's Cafe」として営業している店内を改装し、日本HP×ドラクエの世界に仕立てている。

カフェ「LUIDA'S CAFE with HP」は、小田急新宿駅西口コンコースMB1階にある。JR新宿駅の西口改札の正面徒歩1分といったところ

外から見ても、「HP×スクエニ」コラボ感が満載。ルイーダの酒場ならぬ、カフェをイメージしている

普段は「Q's Cafe」として営業している店内をアレンジ

店内入口向かって左手には「Premium HPSeat」エリア

HP ENVY 17-K211TX「ドラゴンクエストX」推奨PCによる2画面出力構成

HP ENVY 700-560jp/CT「ドラゴンクエストX」推奨PCによる2画面出力構成

「Premium DQ X Seat」と呼ばれるエリア。HPの最新ゲーミングPC「OMEN」「Phoenix」を使用

「HP ENVY Phoenix 810-480jp/CT」が5台並ぶ

「HP OMEN 15-5000」は7台

JR新宿駅西口改札も見える

モンスターたちも

スライムがお出迎え

Windows版ドラクエXとゲーミングPCで「ながら遊び」

日本HPの甲斐博一氏

冒頭のスピーチに立った、日本HP プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括 PPSマーケティング部 部長の甲斐博一氏は、同社の個人向けPCの歴史について触れた。

2006年8月、今回のイベントと同じ場所で開催した「HP Pavilion Cafe」からおよそ10年。当時、女性や学生をターゲットに実施した様々なプロモーションを振り返り、「ビジネスとして成立し、一定の成果があった」とした。そして、日本独自で行うゲームプロモーションの重要性について熱く語る。

日本HPは、人気タイトルホルダーのスクウェア・エニックス(以下、スクエニ)とは継続的に、協力して「何か」を展開してきた実績がある。例えば、ファイナル・ファンタジーXIや同XIVの認定PCをリリースしたり、ヴァナフェスといったイベント実施だ。特に、幅広い客層を持つスクエニは、日本のゲームベンダーの中でも特別な存在とした上で、「ドラゴンクエストとのコラボは長年の願い」(甲斐氏)。今回の協業を第一歩として、今後に弾みをつけたいとした。また、ゲーム専用機と比べたときのPCならではの優位性をユーザーに訴求し、「より快適な環境でゲームを楽しんでもらいたい」(甲斐氏)と結んだ。

左から、日本HPの園田龍氏、タレントの椿姫彩菜さん、スクウェア・エニックスの齊藤陽介氏

続いてはトークセッション。日本HP プリンティング・パーソナルシステムズ事業本部 コンシューマー製品部 製品担当の園田龍氏、スクウェア・エニックス「ドラゴンクエストX」プロデューサーの齊藤陽介氏、タレントの椿姫彩菜さんが登場し、ドラゴンクエストXの魅力と日本HPの最新ゲーミングノートPC「HP Omen」について語った。

齊藤氏は、Windows版ドラゴンクエストXの魅力は、ゲームをしながらストリーミングも同時に楽しむことができる、「ながら遊び」であるとした。「スペックが高ければ、ウィンドウモードで快適に楽しめる」、「仕事をしながらでも、ドラゴンクエストXを起動して遊べるのは魅力!」と会場の笑いを誘う。

椿姫彩菜さんはWiiUユーザーだが、1カ月前にドラゴンクエストX用にHP製PCを購入。同じく「ながら遊び」が魅力とした上で、実は、2008年発表の「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」オーナーであることを明かした。

日本HPの園田氏は、15.6型ノートPC「HP OMEN 15-5000」は、日本HPからの数々のリクエストが実現した待望のゲーミングノートPCであるとし、その特徴を紹介。

HP OMEN 15-5000シリーズの内部構造を説明する園田氏

軽さをアピールする椿姫彩菜さん。重量は2.15kg

HP OMEN 15-5000はゲーミングノートPCながら、15.5mmとモバイルノートPCなみの薄さ。さらに、園田氏は本体の底面パネルを外し、デュアルファンと3本のヒートパイプを使ったパワフルな冷却システムの内部構造を見せた(実際の製品は底面パネルを簡単に外せないようになっている)。

排熱処理はもちろん、ゲーム機としてサウンドにもこだわり、底面のゴム足を輪のように囲んだチューニング手法を披露した。ドラゴンクエストXのWindows版ならオーケストラ音源(すぎやまこういち指揮・東京都交響楽団演奏)を採用しているので、その醍醐味も味わえるという。

フォトセッションの1コマ。左から、日本HPの園田龍氏、スクエニの齊藤陽介氏、タレントの椿姫彩菜さん、日本HPの甲斐博一氏

「LUIDA'S CAFE with HP」のカフェメニューを一部紹介しよう。忘れていけないのは、ここはカフェであり、ワンドリンク制となっている点。「世界樹のしずく」(ローズ+ハイビスカス+コラーゲン)、「エルフののみぐすり」(かりん+ゆず+コエンザイムQ10)は520円だ。フードメニューのなかで、日本HPの園田氏がすすめるのは「スイートポテトまん」(350円)。紫色の柔らかい饅頭の中には、黄色くて甘さ控えめのポテトが入る。

左から、スイートポテトまん、スライム肉まん

スイートポテトまんを食べる日本HPの園田氏

写真奥左から、モーモンサブレ(780円)、ロトの紋章クッキーDX(1,150円)。写真手前左から、ちいさなメダルチョコ(750円)、スライムグミ(580円)

スライムグミ、ちいさなメダルチョコ(10枚入り)

カフェの厨房

ちいさなメダルチョコ

たくさんメダルを買っても面白そう

スライムグミ

世界樹のしずく(ローズ+ハイビスカス+コラーゲン)。ローズティーにほのかな花の香り

そのほか、「LUIDA'S CAFE with HP」では特別プレゼントを実施している。事前にWebサイトで対象PCの見積もりを取得して、LUIDA'S CAFE with HPに来場すすると、ゲーム内アイテムの入手コードが印字された「オリジナルコースター」をプレゼント。また、当日来店でオリジナルステッカーがもらえる。詳細は専用ホームページで確認してほしい。

来場者プレゼントの「限定ステッカー」(写真奥)、「オリジナルコースター」。写真は青だが、期間ごとで色違いが用意される(写真手前)、さらに裏面には、ゲーム内アイテムの入手コードが印字される

「LUIDA'S CAFE with HP」は、3月31日までの期間限定カフェだ。営業時間は7時~22時となっている(最終受付は21時、イベント実施時間は21時30分まで)。新宿を経由するときに、朝食や帰宅前にもサクッと立ち寄れるロケーションの良さ、営業時間の長さは魅力だろう。ドラクエファンはもちろん、新宿近辺に行った際にはふらっと訪れて見てほしい。

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