最もイメージが膨らむのは「App Storeのアプリケーション」

最もApple Watchでできることのイメージを膨らませるのは、サードパーティアプリの概要を紹介した「App Storeのアプリケーション」だろう。

誰でも使えそうなアプリとして「Twitter」や「Evernote」がある。Twitterではリツイート、音声を使ったツイートの作成ができ、Evernoteでは音声を使ってノートに入力したり、ノートを閲覧したりすることができる、とある。

Twitter

Evernote

また、Apple Watchの特性を活かすアプリとして、運動系でランニングアプリの「Runtastic」、ランニング・サイクリングアプリの「Strava」、ライフログ系のアプリとして、水分や食物摂取量を記録する「Lifesum」がある。

変り種もいくつかあるようだ。「AMPLIFi Remote」ではギターのチューニングができる。また簡単なゲームならできるようで、パズルアプリの「Rules!」「BoxPop」が紹介されている。

AMPLIFi Remote

Rules!

ほかにも、Apple Watchを使ってBMW車内の温度の調節が行える「BMW i Remnote」、Starwood Hotels & Resorts傘下のホテルの部屋のカギを開錠できる「SPG」があるが、これらは、いずれもそこそこの値段がするモノ・サービスだ。

BMWは高級車に位置づけられ書くまでもないが、SPG傘下のウェスティンホテル東京も、1泊3万円以上(3月22日-23日1泊:JTB価格)かかる。ヒラのサラリーマンが想像するビジネスホテルではない。というところで、現段階でフルマックスに機能を活用するには、お金が必要になる。

BMW i Remnote

SPG

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現状では、Apple Watchの実物に触れたのはごく限られた人であり、話題になるのは、デザイン、バッテリ、そして、価格の3点に集約されているように思える。しかし、Appleが新たに公開した情報をつぶさにみていけば、Apple Watchという手元のデバイスで何ができるのか、そして、自分の生活を変えそうなのか、変えそうにないのか。そのあたりが見えてくる。私の目に見えたのは、リア充かつ金持ち向けデバイスだが、人によっては見方も変わるだろう。いずれにせよ、一度、Appleのウェブサイトを見てみることをオススメしたい。