「健康とフィットネス」は活動を記録する2つのアプリを解説

「健康とフィットネス」では、後述するApple Watchの標準搭載アプリ「アクティビティ」と「ワークアウト」の2つを中心に解説している。

アクティビティは日常生活における動きを可視化して表示するアプリ。消費カロリー、運動時間、席から立ち上がった頻度の3つががひと目でわかる。簡単にいえば、健康増進のためのアプリだ。

座っていた時間がわかる「スタンド」消費カロリーを示す「ムーブ」、運動量を示す「エクササイズ」を表示するアクティビティ

ワークアウトもアクティビティと同世に消費カロリーを表示するが、意味合いが少し異なる。日常生活における動き、というよりも意識的な運動におけるログを取るアプリで、ランニングやサイクリングなどの有酸素運動を集中的に行う際に使う。

ワークアウトは消費カロリーや時間、距離などを表示する。日常生活の動きを記録するアクティビティよりも積極的な運動で使う

ちなみに、この項目は後述する「内蔵アプリケーション」の内容とダブる。ダブってでもピックアップして見せたのは、Appleがこの健康とフィットネスを強調しているからにほかならない。

この項目で出てくる「ランニング」、「サイクリング」の後に続くのは、「さあ、走ろうよ」という、さわやかなメッセージだろう。「さわやかオタク」「さわやかマニア」という言葉に違和感を覚えるように、Apple Watchを使うならさわやかでなければならない。逆に言えば、Apple Watchを使えば、さわやかになれるのだ。