サーキュレート ドライ RJ-XA70

象印マホービンは3月11日、衣類乾燥除湿機「サーキュレート ドライ RJ-XA70」を発表した。発売は4月下旬。部屋全体の空気をかき混ぜながら室内の湿気を除去する「360°送風オートスイングルーバー」を採用している。価格はオープンで、推定市場価格は税別45,000円前後だ。

同社によれば、除湿乾燥機市場は年間65~70万台で安定して推移しているという。特に近年は、PM2.5や花粉の飛散を嫌って屋外に洗濯物を干すのを控えたり、共働きのために夜しか洗濯できなかったり、マンション規約によりベランダに洗濯物を干せなかったり、というように部屋干ししたいという人が増えている。

サーキュレート ドライは、こうした部屋干しニーズに応える製品だ。水平方向に最大360°の送風を実現した「360°送風オートスイングルーバー」を装備。狭い範囲から広い範囲まで、60°/90°/180°/360°の4段階で送風幅を調節できるので、ピンポイントもしくはまんべんなく洗濯物に風を当てられる。

さらに風向きを上下(垂直方向)に調整する「上下ルーバー」を採用。上方向60°、下方向30°、上下方向90°の3つから送風範囲に設定できる。日によって異なる洗濯物の量や種類に合わせて、横方向と縦方向の送風幅をそれぞれ設定可能だ。

水平方向は4段階、上下方向は3種類から送風域を選択できる

また、360°送風オートスイングルーバーは衣類に風を当てるだけではなく、部屋全体の空気も乾燥させる。風の当たらない部分にも乾いた空気が触れるため、効率の良い衣類乾燥を実現。2kg相当の洗濯物であれば、約50分で乾燥できる(象印マホービン調べ)。また、部屋干し特有の生乾きのニオイを抑えるために、送風口の奥にナノプラチナユニットを2基設置した。

運転コースは「乾燥」「エコ」「夜干し」「循環送風コース」から選べるほか、「5段階風量調節」により風量を5段階で調整可能だ。なお、運転音は風量「強」で47dB、夜干しコースでは31dBとなっている。

そのほか、2/4/6/12時間の4段階で設定できる切タイマーや衣類乾燥時自動停止、異常高温時自動停止、タンク満水時自動停止、タンクはずれ時自動停止、モーター異常時自動停止、転倒時自動停止、切り忘れ防止タイマー12時間などの機能を備えている。

本体サイズはW295×D295×H550mm、重量は約9.5kg、本体カラーはクールホワイト。除湿方式はゼオライト式。消費電力は570/580W(50/60Hz)。定格除湿能力は7L/日で、タンク容量は2.8L。適用床面積は木造住宅和室が13平方m(8畳)、プレハブ住宅洋室が20平方m(12畳)、コンクリート住宅洋室が26平方m(16畳)となっている。