説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「音楽を聴きすぎて耳が悪くならないか心配です……」という質問に答えます。

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大音量で長時間音楽を聴き続けると、難聴の原因になるといわれています。世界保健機関(WHO)の発表によれば、目安として85デシベル(dB)を超える音量では8時間、100dB超は15分で聴覚を損ねる危険があるそうです。

音楽再生アプリ「ミュージック」や音楽ダウンロードストア「iTunes Store」がシステム標準で用意され、専用デザインのイヤフォン「EarPods」も付属するiPhoneは、ポータブルオーディオ機器としての要素を色濃く持ちます。それだけに、難聴を招きかねないデバイスであることは確かでしょう。

長時間聴き続けない、大音量で聴かないという原則を守りさえすれば、そう易々と難聴にならないともいえます。iPhoneの場合、以下に挙げる対策が一定の効果をあげることでしょう。

  • 音量制限を有効にする

iPhoneのシステム設定で音量の上限を定めておけば、それを上回るボリュームにはなりません。「設定」→「ミュージック」の順に画面を開き、「音量制限」をタップしてスライダーを適切な位置に設定します。控えめな音量(左寄り)にすれば、その位置がすべての曲の最大音量になります。

  • 続けて聴かない

WHOの発表によれば、ポータブルオーディオ機器を使い音楽を大音量で毎日聴く場合1日あたり1時間以内に抑えるべきだそうです。ヘッドフォンで音楽を聴くのは通勤/通学の片道だけにする、30分聴いたら10分休む、といった"続けて聴かない"心がけが必要でしょう。

  • 周囲が騒がしすぎる場所では聴かない

完全に耳穴を塞ぐカナル型イヤフォン、耳全体を覆う密閉型ヘッドフォン以外は周囲の音が入り込むため、地下鉄車内など周囲の騒音レベルが高い場所ではボリュームを上げがちになります。想像しすぎる場所ではヘッドフォンの使用を控えるか、周囲の音を打ち消す働きを持つノイズキャンセリングヘッドフォンを利用したほうがいいでしょう。

ヘッドフォンで音楽を聴くとき音量を上げすぎないこと、長時間聴き続けないことが難聴対策になります