説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「自分の現在地、家族に知られたくないのですが……」という質問に答えます。

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iOS 8では、より多くのアプリで位置情報を扱えるようになりました。以前は、家族や友人と互いに現在地を教え合うときには、App Storeから「友達を探す」をダウンロードして使ったものですが、iOS 8では標準装備の「メッセージ」で位置情報をやり取りできるようになりました。位置情報を教えあえるサードパーティー製アプリもいろいろありますが、手軽さという点では「メッセージ」が群を抜いています。

しかし、位置情報を扱うことのハードルが下がったぶん、プライバシーが気になるところです。家族といえど知られたくないことはあるでしょうし、家族だからこそ知られたくないことも……事情はお察ししますが、かえって怪しまれないようスマートに事を進めたいものです。

まず、「ファミリー共有」を開始するときに注意が必要です。「あなたの位置情報をファミリーメンバーと共有します」という画面が現れたとき、「あとで」を選択しましょう。ここで共有開始を選択してしまうと、後から設定を変えるときに不自然な印象を与えてしまうので、スルーしましょう。

「メッセージ」で位置情報の共有を開始するとき、1時間/明け方まで/無期限という3つの選択肢があります。ここで「無期限」を選び、家族にもその事実を知られてしまうと、今後位置情報が筒抜けになることを了解したも同然ですから、もはや引き返すことはできません。やむなく位置情報を共有するときは、さり気なく「1時間」か「明け方まで」を選びましょう。細かいことを詮索しない家族であれば、そういうものだと思ってくれるかもしれません。

ファミリー共有における位置情報の共有は、「設定」→「iCloud」→「位置情報を共有」の順にタップし、「位置情報を共有」スイッチをオフにすれば停止できます。しかし、そうすると家族が自分の現在地を確認しようとしたときに訝しがられますから、いざというとき位置情報の対象を自宅に置いたままの他のiOSデバイスに切り替えておくといいでしょう。いつかはバレるでしょうが、それまでの間は家族の目を気にせずにすみます。

位置情報の共有に使用するデバイスを自宅に置いたままのiPadにすり替えておけば、時間を稼ぐことができます