カメラ、ストレージ、Touch IDは満足も……

iPhone 5sのカメラも素晴らしかっただけに、iPhone 6を使い始めた直後はカメラの改善効果は小さいと思っていた。ところが、しばらく使ってiPhoto上で過去の写真と比べてみたら、iPhone 6の方が明らかに失敗が少なく、全体的に写真が締まっていた。暗い場所での撮影に強くなり、合焦スピードが速くなった効果だろう。筆者の場合、写真撮影は基本的に全てオート。撮影する時に「スマホをしっかり固定」を心掛けているだけ。細かい撮影設定が可能なサードパーティのカメラアプリを使って一枚一枚を丁寧に撮る人にはあまり変わらないかもしれないが、私のようなズボラ撮りだと間違いなくより良い結果が得られるようだ。

ストレージを64GBにしたのも良かった。32GBにするつもりが、16GB、64GB、128GBというラインナップで、これまたしぶしぶ64GBを選択したのだが、カメラとiPod機能にしかストレージを消費しないような使い方でも64GBのゆとりは正解だった。Appleの思うツボかもしれないが、次期iPhoneで16GBモデルがなくなって32GBモデルが復活したとしても64GB以上を選ぶだろう。

Touch IDの認識精度も上がったと感じている。認識エラーが少なくなった。iOS 8でTouch IDのAPIが公開され、アンロックだけではなく、パスワード管理アプリ1Passwordなど様々なアプリでも使えるようになったので重宝している。Touch IDが便利だからiPhoneをメインのスマートフォンに使っているところがあって、Touch IDがなかったら2014年のスマホはCyanogenベースの「OnePlus One」を選んでいたような気がする。