ソニーは1月22日、Bluetoothワイヤレススピーカー「SRS-X55」を発表した。発売は2月21日。価格はオープンで、推定市場価格は25,000円前後(税別)。

「SRS-X55」

SRS-X55は、コンパクトなワンボックスタイプのワイヤレススピーカー。2014年1月に発表された「SRS-X5」の後継モデルで、SRS-X5と同様に2.1ch構成を採用している。アンプにはフルデジタルの「S-Master」を採用し、出力は家庭用コンセントに接続した状態で5W×2+20Wの計30W、バッテリー駆動時で3W×2+14Wの計20Wと、SRS-X5より増加した。

搭載ユニットは、LとRがφ38mmフルレンジでサブウーファーがφ58mm。背面には2基のパッシブラジエーターを装備している。再生周波数帯域は60Hz~20kHz。MP3など高圧縮音源を再生する際、圧縮時に失われた音声を復元する「DSEE」や、細かな設定をせずにソニー推奨のサウンド設定にできる機能「Clear Audio+」も搭載している。

天面の操作パネル。ハンズフリー通話機能も備えている

ワイヤレス接続はBluetooth 3.0のみで、Wi-Fiには非対応。対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSP。NFC(近距離無線通信)にも対応しており、スマートフォンなどとワンタッチで接続できる。ハンズフリー通話にも対応。

音声コーデックはSBCとAACに加えて、家電関連見本市「2015 International CES」でソニーが発表した独自の高音質コーデック「LDAC」が新たに採用された。LDACを使用するにはプレーヤー側もLDACに対応している必要があり、2015年1月時点での対応プレーヤーはウォークマン「NW-ZX2」のみ。4月以降にはウォークマン「NW-A16」「NW-A17」もソフトウェアアップデートでLDACに対応する。

電源は内蔵のリチウムイオン充電池で、最大で約10時間の連続再生が可能(Bluetooth接続時)。他のポータブル機器へ電源を供給できる「おすそ分け充電」機能も持つ。本体サイズはW221×D51×H118mmで、重量は1,200g。カラーはブラックとホワイト。

背面の接続端子。ACアダプター端子とAUDIO IN端子、おすそ分け充電用のUSBポートを備える