パナソニックは1月20日、コンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-TZ70」を発表した。発売は2月13日。価格はオープンで、推定市場価格は税別44,500円前後だ。
DMC-TZ70は、2014年2月に発売された「DMC-TZ60」の後継モデルだ。前モデルでは撮像素子に有効1,810万画素の高感度MOSセンサーを採用していたが、DMC-TZ70は有効1,210万画素の高感度MOSセンサーを搭載。それによって1画素あたりの面積が150%に拡大し、暗いシーンでの撮影でもノイズを低減できるとする。レンズは「ライカDC VARIO-ELMAR(バリオ・エルマー)」で、焦点距離が24-720mm(35mm判換算時)の光学30倍ズーム。被写体から3cmのマクロ撮影にも対応する。
0.2型のEVF(電子ビューファインダー)を前モデルに引き続き搭載。大幅に高精細化し、表示画素数が約116万ドットとなった。明るい日中での撮影時など液晶モニターを確認しにくい場面でも被写体を見ながらフレーミングできるほか、安定した姿勢で撮影できるので手ブレを防ぐ効果もある。アイセンサーを搭載し、目を近づけると自動でファインダー表示に切り替える。ズームや絞り、シャッタースピード、ピントなどを設定できるコントロールリングを備え、ファインダーを使用してカメラを構えた状態でも設定を変更可能だ。
そのほか、マニュアルフォーカス時にピントが合っている箇所を確認できる「ピーキング」機能、定点撮影やタイムラプス動画を撮影できる「インターバル撮影」機能を備えている。RAW撮影にも対応。
主な仕様は、撮像素子が有効1,210万画素の1/2.3型高感度MOSセンサーで、レンズが焦点距離24-720mm(35mm判換算時)の光学30倍ズーム対応LEICA DC VARIO-ELMARレンズ、開放F値がF3.3~F6.4、対応感度がISO80~ISO6400。背面のモニターは約104万ドット・3型の液晶方式で、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードおよび内蔵メモリ(約86MB)。静止画の記録形式はJPEG、RAW、MPO(3D静止画)、動画の記録形式はAVCHDおよびMP4。動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット/60p。通信機能としてIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN、NFC(近距離無線通信)を備える。
サイズはW110.7×D34.4×H64.6mm(突起部を除く)、重量は本体のみで約217g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約243gだ。バッテリーはリチウムイオン充電池で、容量は1,250mAh。CIPA準拠の撮影枚数は約300枚となっている。