スキャンする紙のサイズを素早く認識して撮影

「Scannable」は、デフォルトで自動的に書類や名刺のサイズを認識して撮影する仕組みになっている。このあたり、「Evernote」の「名刺」モードと同じだが、「Scannable」ではA4用紙やレシートなど様々な大きさの用紙でサイズの認識が可能だ。

名刺のスキャンにおいて、「Evernote」では光沢のある紙の名刺ではなかなか認識されず撮影に苦戦することがあるものの、「Scannable」の場合、どんな紙質でもすぐに認識して撮影してくれる。

光沢のある紙の場合、「Evernote」ではアラートが表示され撮影できない

「Scannable」では素早く認識して撮影できる

ただし、「Scannable」の場合、明るい場所なら素早く認識して撮影するものの、暗い場所や書類と背景が同系色の場合、認識のスピードが低下して自動で撮影できないということも。

「Scannable」でも一応は「Evernote」の「名刺」モード同様に手動での撮影モードに切り替えることができるが、「Scannable」の手動モードでは自動トリミングや画像補正、テキスト読み取りがされない、普通の写真として保存されてしまうことが多い。

画面内の「手動」ボタンをタップするとシャッターボタンで撮影する方式に

また名刺のスキャンの場合、印刷や撮影時の光の具合によっては紙のサイズを認識して撮影できても、「Evernote」で保存すると名刺ではなく普通のドキュメントとして保存されている場合もある。スキャンスピードは「Scannable」が早いが、的確な読み取りという点では「Evernote」のスキャン機能とあまり変わらないだろう。