恥ずかしながら、筆者はこれまでの人生において、およそ「ノート」というものをまともにとったことがなかった。
まあ大人になれば嫌でも手帳を持つことになるんだし……と思っていたら、PCが普及したせいでさらにノート離れは加速してしまった。
しかし、なんだかんだで手書きのノートには、PCやスマートフォンにはない便利さがある(と聞く)。ならば、そろそろ筆者もノートを使い始めるべきではないだろうか。
そう思っていた矢先、あの有名な手帳ブランド「モレスキン」が、Evernoteに対応した特製ノートブックを発売するという話が舞い込んできたではないか。ヘビーなEvernoteユーザーでもある筆者には願ったりかなったりな商品である。
ということで今回は、予約して無事ゲットできた「Evernoteスマートノートブック」の使い心地をレポートしていくことにしよう。
Evernoteスマートノートブックの外観チェック
こちらがモレスキンの「Evernoteスマートノートブック」である。筆者が購入したのは横罫のラージタイプ。Evernoteスマートノートブックには横罫と方眼の2種類があり、それぞれにラージとポケットサイズが用意されている。まずは外観を見ていこう。
ラージタイプはハードカバーで横13cm×縦21cm。ページ数は240ページある。ハードカバーのマットな質感は高級な洋書のようだ。表紙の真ん中にはEvernoteのシンボルである象のアイコンが箔押しされており、見た目にも重厚感がある。あまり手帳に詳しくない筆者にも質の高さがはっきりと伝わってきた。
開いてみると中は当たり前だがごく普通のノートである。新品なので開くと紙がペリペリと音をたて、とれてしまわないか一瞬不安になったが、そこはさすが高級品。見たところ8カ所でしっかり止められており、かなりしっかりしたつくりである。
裏表紙から開いてみると、おや、何か挟んである。書かれてあるメッセージによると、どうやらEvernoteスマートノートブック購入者には3カ月分のEvernoteプレミアムコードが与えられるようだ。Evernoteプレミアムは月額450円かかるので、これだけで1350円分の価値があることになる。
ポケットがある!
そして……ん? 裏表紙にポケットがついており、そこに何かが入っている。
出てきたのはステッカーだった。といっても単なる飾りとしてのステッカーではない。
実はこのステッカーこそが、EvernoteスマートノートブックのセールスポイントであるEvernote連携を可能にする重要アイテムなのだ。では実際に使ってみよう。
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