2015年は変態スマホに期待

時代の流行に敏感な層にスマートフォンが行き渡ったこともあり、2014年のスマホ出荷台数は伸び悩んだと言われています。携帯キャリア各社では、2台目需要としてタブレット端末を訴求し、またシニアや若年層に向けて製品やサービスの開発を進めているところです。2台目需要にタブレットも結構なのですが、ここで個人的な興味を述べさせてもらうと...。メインのスマホで埋められない穴を”変態スマホ”で補完する、という考えがあっても良いのかなと思っています。

変態スマホの歴史に燦然とその名を残すNECカシオの「MEDIAS W N-05E」(2013年5月発売)。4.3インチのディスプレイを2枚並べて横につなげるタイプだった

2013年5月には、NECカシオモバイルコミュニケーションズが4.3インチのディスプレイを2枚並べて横につなげた「MEDIAS W N-05E」を発売しました。2015年には、こうした変態スマホの再登場に期待しています。例えばディスプレイ2枚があり得るなら、3枚はどうだろうか。アスペクト比1:1の正方形ディスプレイ3面を組み合わせた、サイコロ状の立方体スマホがあったら楽しそうです。

正方形ディスプレイ3面を組み合わせた、サイコロ状の立方体スマホの想像図

模索を続けているサムスン電子あたりが「GALAXY Note Cube」として開発しないでしょうか。3画面で別々の作業が同時にこなせるので、真のマルチタスクが実現します。最大3人の友人と同時にテレビ電話を楽しむこともできるでしょう。これが成功したあかつきには、球状のスマートフォン「GALAXY Note Ball」にも挑戦してほしいところです。