やっぱり外に持ち出したくなるiPad mini 3

iPad mini 3も、シルバー、スペースグレイにゴールドというラインアップ。ボディはiPad Air 2と同じくアルミニウムを使用し、ユニボディ構造に仕上げている。ディスプレイサイズは7.9インチで、本体サイズはW200×H7.5×D134.7mm、重量はWi-Fiモデルが331g、、Wi-Fi+Cellularモデルは341gとなっている。小さく軽いのでやはりここはWi-Fi+Cellularモデルを選択したくなる。テザリングを多用するなら、モバイルWi-Fiとして使っても良い。最大で10時間駆動するから充分、代替が利く。

iPad mini 3

ディスプレイは、2,048×1,536ピクセルのRetinaディスプレイ。併売されるiPad mini 2(旧iPad mini Retinaディスプレイ)と同じだ。初代iPad miniもラインナップからは外れていないが、こちらは1,024×768ピクセルとRetinaディスプレイ非搭載になっている。こう言っては何だが、iPad mini 2が出た当時、初代iPad miniと比較してみて、細かく見ないと解像度の違いが分からない、という人も結構いた。なので、3モデルとも、実際に店頭で見比べてみるのがいいかもしれない。

CPUは、第1世代の64bitアーキテクチャ「A7」。これもiPad mini 2と同じだ。iPad Air 2の「A8X」と比較すると見劣りするかもしれないが、最新のiOS 8.1で突っかかるような挙動はまったくない。初代iPad miniも問題なく動いている。それで書くの忘れてるのを思い出したのだが、iPad Air 2、iPad mini 3ともに出荷時点でインストールされているのはリリースされたばかりのiOS 8.1となっている。つまり、Macの最新OSであるOS X Yosemiteと連動する機能をフルに使えるのだ。サンプルで掲載した映像ではiPad mini 3でかかってきた「電話」をとっている。さらにiPadから折り返すこともできる。FaceTimeオーディオを使って通話することは以前より可能だったが、これでiPadを通常の「電話」として使えるようになったのだ(ただし、iOS 8以上がインストールされたiPhoneとWi-Fi環境が必須)。また、32GB以上のモデルにはiLife(『iMovie』『GarageBand』)、とiWork(『Pages』『Keynote』『Numbers』)アプリ、『iTunes U』がプリインストールされている。これらのアプリは、もし、使用しないのであれば、削除できる。

iPadで「電話」をとる、というとても不思議なことができる

カメラは5メガピクセルのiSightカメラ、1.2メガピクセルのFaceTimeカメラを搭載している。バーストモードとスローモションビデオには、非対応だが、タイムラプス撮影は可能だ。機材の手配の都合でiPad Air 2と同じ条件下で撮影はできなかったのだが、こちらも使用例を掲載しておく。動画はフルHDに対応しているので、iPad Air 2と同じ解像度で楽しめる。

タイムラプスでの撮影

通信面では、802.11a/b/g/nに対応。Wi-Fi+Cellularモデルは14のバンドに対応にしている。さらにiPad Air 2と同じく指紋認証機能「Touch ID」に対応している。