やや暗めになる場所での出来映えは?
作例5.京都のとあるカフェ
通常だとやや暗めに設定される店内。露出補正で明るくしてからの撮影を行った。それでもパソコンで確認すると、まだ少し暗い。
これはiPhone 6 Plusだけでなく、iOS 8を導入したiPhoneなら利用できる機能だが、画面をタップして露出とフォーカスを合わせた後、露出だけ調整することができる機能が非常に便利だった。
iPhone 6 Plusで撮影を行う際、光の差し込み方や白いお皿を前にすると、やや暗めに調整される。その際は画面をタップし、四角い枠の脇に表示される太陽のアイコンを上にスライドさせることで、露出を調整することができる。この情報は、写真の撮影情報を記録するEXIFにも含まれていた。
オートでの撮影を極めようとしているiPhoneだが、ちょっとしたマニュアル機能を追加した点は面白い。そのチョイスが明るさだった。写真の意図や狙いがある場合、この露出調整は非常に便利だ。明るくするだけでなく、暗めに補正して白飛びを防ぐこともできるし、影を強調する撮り方も可能だろう。
また、観光地でありがちなシチュエーションだが、誰かに写真を撮ってもらう場合、あらかじめHDRモードをONにし、AF/AEロックをかけて露出調整をした上でiPhoneを手渡して撮影してもらえば、顔が暗く写ったり、背景が白く飛んだりする心配を減らすことができるはずだ。