プレビューは満足できるものか
作例3.コケの絨毯
コケの絨毯の上に、色づいた落ち葉がひらり。季節が進むと、緑をびっしりと赤や黄色が埋め尽くすようになる。
作例4.おいしそうによく膨らんだ栗
おいしそうによく膨らんだ栗。細かいトゲにもビシッとフォーカスが合う心地よさがある。
iPhone 6 Plusのカメラの本質的な機能ではないかもしれないが、新しくなったiPhone 6 Plusのディスプレイは、写真を撮る前、構えている段階でも非常に満足度の高いプレビューを見せてくれる。
特に、1920×1080ピクセルをドット・バイ・ドットで表示するフルHDビデオの撮影では、401ppiとより細かくなったディスプレイのメリットを最大限に発揮し、静止画を撮影する以上の大迫力で、ビデオを撮影できる。出来上がったビデオを見る前から迫力を感じるこの新しいディスプレイは、ビデオ撮影をより楽しいものにしてくれるはずだ。
ただし、環境の問題から失敗したショットもある。強い逆光の中でのHDR撮影を行った際、日向のコケと日陰の看板を収めようとしたが、逆光が強すぎたため、看板の上端が分からず、切れてしまった。肉眼で見られるファインダー付きの一眼レフカメラには及ばない点は、仕方がないかもしれない。