仙台の小学生と東京の西町インターナショナルスクールの生徒によるドキュメンタリービデオ制作の授業では、遠隔地でも共同作業できるネットワークにアクセスしてファイルを共有する、コミュニケーションツールにブログを用いるなど、ICTをフル活用して社会人顔負けの作業スタイルが構築されていた。

また、言語への壁を低くする狙いも見て取れる。日本語で語られる内容を、西町インターナショナルスクールの生徒が英訳して字幕を作成するなど、これから加速するグローバル化を見据えた施策が盛り込まれていた。

仙台の小学生と東京のインターナショナルスクールの生徒が、共同で1つの作品を制作。総仕上げとなる今回の授業では、非常に打ち解け合った姿で作業にあたっていた

真剣な眼差しで作業する児童。Chromebookをテキパキと扱うその姿が印象的だった

映像の編集には「WeVideo」というサービスを、生徒間のコミュニケーションには「Kidblog」というサービスを用いていた

いざプレゼン

いよいよ、作品発表のスタート。トップバッターは、やや緊張の面持ち

昼食を挟み、いよいよ学習の成果を発表し合うプレゼンテーションだ。登壇が近い児童はソワソワ落ち着かない様子であったが、いざプレゼンが始まると、自分たちが学んだことや考えた未来の姿を堂々と発表していた。こういった「大勢の人の前で発言する経験」は、彼らの今後に大いに役立つはずだ。

また、ドキュメンタリービデオを制作したモデル授業の発表においては、児童が取材を重ねたスマトラトラ「ケアヒ」を日本へ送り出してくれたホノルル動物園に対して、インターネットを介して学習の成果を披露した。

「地球の未来を考えよう!スクイーク・プログラミング教室」の作品発表より1コマ

「絶滅危惧種を救え!スクラッチ・プログラミング教室」で作成した絶滅危惧種動物図鑑の発表

「スマトラトラとわたしたちみんなの未来を考えよう!」というテーマで、ドキュメンタリービデオを制作。その集大成となる映像作品は力作ぞろい

映像作品には、発想が柔軟な子どもならではのアイデアが盛り沢山。画面を覆い尽くすほどの字幕でメッセージを伝えたり、物知り博士になって絶滅危惧種について豆知識を紹介したりするなど、すばらしい作品が仕上がっていた