ワンタッチで解除される指紋センサー

さらに大きな特長が、背面に搭載した指紋センサー。AppleやSamsungなども指紋センサーを搭載しているが、「Ascend Mate 7」では、センサーに指をおくだけで読み取りが行われる「シングルタッチ」を特長となっている。

ワンタッチで指紋認証が行える

他社だと2ステップが必要になる

「iPhone」で画面ロックを解除する場合、一度ホームボタンを押してからセンサーに指紋を読み込ませる。GALAXY S5ではスライド操作が必要。「Ascend Mate 7」では、画面オフの状態でセンサーに指を置くと、自動的に読み取りが行われ、画面ロックが解除された状態になる。指紋は5種類まで登録でき、登録した指紋はどの角度から読み取らせても認識でき、指が濡れていても問題ないという。

登録した指紋データは、チップセット内に保存され、セキュアOSによって管理され、安全性も確保できるそうだ。

指紋はセキュアな領域に保存される

これを利用することで、スマートフォン内のフォルダに鍵をかける「プライベートフォルダ」、アプリの使用を禁止する「アプリケーションロック」、一時的に他人に貸す際に、普段と別の指紋で認証すると、特定のフォルダを隠せる「ビジターモード」、も使用できる。さらに指紋センサーに触れることで、カメラのシャッターとしても利用可能。これは、海外で特に人気のセルフィー(自分撮り)での利用を想定しているようだ。

複数の用途を想定

ビジターモードでは、隠したいフォルダなどを非表示に

日本での発売予定は?

価格は、2GBのRAM、16GBのROMを搭載したスタンダード版が本体色シルバーとブラックで、499ユーロ。3GBのRAM、32GBのROMを搭載したプレミアム版はゴールドの本体色で599ユーロ。発売は10月の終わりで、世界各国で発売する。発売国リストに日本はなかったが、ブースの説明員によれば、「第4四半期の終わりに発売したい」とのことだ。

価格と発売国