ソニーは9月3日(現地時間)、ドイツのベルリンで開催される「IFA 2014」のプレスカンファレンスにおいて、デジタルカメラ「レンズスタイルカメラ QX」シリーズとして「ILCE-QX1」を発表した。欧州での発売は10月が予定されているが、日本での発売、価格などは未定となっている。

「ILCE-QX1」

「レンズスタイルカメラ」は、従来モデル「DSC-QX10」および「DSC-QX100」では「サイバーショット(Cyber-shot)」シリーズとしてリリースされていたもの。液晶モニターなどを省き、アタッチメントでスマートフォンに装着できるようにしたカメラだ。

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ILCE-QX1はソニーEマウントを採用するモデルで、Eマウントレンズを装着、交換することができる。撮像素子にはAPS-CサイズのExmor CMOSセンサーを採用し、スマートフォンとは一線を画する解像感の高い写真を撮影できる。画像処理エンジンは「BIONZ X」を搭載。

そのほか、画質劣化を抑えたデジタルズームを行える全画素超解像ズームやタッチシャッター、片手での操作に適した新ユーザーインタフェース、撮影地点の位置情報を画像に付加できるGPS機能などを備える。なお、スマートフォン側の操作で撮影するには専用アプリ「PlayMemories Mobile」が必要となる。スマートフォンとの接続にはWi-Fi(無線LAN)を使用し、対応スマートフォンとであればNFC部にかざすだけで接続設定が可能だ。

主な仕様は、撮像素子が有効約2,040万画素のAPS-Cサイズ(23.2×15.4mm)Exmor APS HD CMOSセンサーで、対応感度がISO100~ISO16000、シャッター速度が1/4,000~30秒となっている。

サイズはW74×D52.5×H69.5mm、重量は本体のみで約158g、バッテリーとメモリースティック マイクロを含む状態で約216g。