「冷凍室はいつもパンパン! 」という不満

製品の開発背景、需要動向について説明する野間氏

製品の開発背景について語ってくれたのは、シャープ 健康・環境システム事業本部 冷蔵システム事業部長 野間繁雄氏。冷蔵庫の実態調査を行った結果、冷凍室はいっぱいいっぱいに食品が詰め込まれているのに対して、野菜室は案外スカスカでペットボトルなど野菜以外のものが収納されているケースも多かったという。こういった冷凍室の容量不足と、冷凍食品の国内消費量の増加を受けて、大容量の「メガフリーザー」が誕生した。

また、容量だけでなく「整理整頓できない」といった不満も。それを解決するために、パッと食材を見つけて取り出せる「4切り名人」を搭載した。食材を劣化させてしまう冷凍やけについては、「新鮮極み冷凍」を搭載することで防ぐ。

消費増税の駆け込み需要の反動で、売り上げ台数は前年を大きく下回っていたが、7月頃から徐々に回復してきているという。今後は「メガフリーザー」シリーズの投入で大型冷蔵庫の需要を掘り起こし、2015年度は二桁伸長を目指すとしている。

冷凍食品の消費量は右肩上がりなのに、冷凍庫の容量は以前と変わらず

同日に発表されたGFシリーズのステンレスロック野菜室では、うるおいを逃さないために、ぴったりとロックしておく機構となっている

お取り寄せスイーツの「おもっちーず」。冷凍した状態で届き、解凍していただく。「メガフリーザー」なら容量を気にせずお取り寄せできるというのも売り、ということで提供された。ちなみに、リピートしようと即座に心に誓うほどおいしかった