ヤマハは8月22日、TVサラウンドシステム「SRT-1000」を発表した。発売は10月上旬で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は40,000円前後(税別)。

「SRT-1000」

複数のビームスピーカーにより、ワンボディでリアルなサラウンドを実現するスピーカー。「YSP」シリーズのように細長いボディではなく平型ボディとすることで、テレビを上に載せて使用できるように設計されている。耐荷重は40kgで、上に載せるテレビのサイズとして同社では55型までを推奨。天面のサイズはW750×D350mmとなっている。

前面左右にL/Rチャンネル用の4×10cmコーン型スピーカー×2基、底面に8.5cmコーン型サブウーファー×2基、前面中央に2.8cmのコーン型ビームスピーカー×8基を搭載。ヤマハ独自の「デジタル・サウンド・プロジェクター技術」により、音のビームを壁に反射させてサラウンド再生を実現する。

8基のビームスピーカーを搭載

Bluetooth機能を搭載し、スマートフォンやタブレット端末などからワイヤレスで音楽を再生することができる。Bluetoothのバージョンは2.1+EDR、対応プロファイルはA2DP、対応コーデックはSBCおよびaptXだ。SCMS-T方式のコンテンツ保護にも対応している。

そのほか、ニュース番組やドラマなどで人物の声を聴き取りやすくするクリアボイス機能、テレビのリモコンで本機を操作できるようになるテレビリモコン学習機能を搭載。なお、部屋の形状や環境に合わせてサラウンドを調整する「インテリビーム」機能は備えていない。

主な仕様は次の通り。搭載されている接続インタフェースは光デジタル入力×2系統、同軸デジタル入力×1系統、アナログ入力×1系統、サブウーファー出力×1系統。消費電力は24W(待機時はBluetoothスタンバイ・オン時が0.3W、オフ時が0.2W)。サイズはW780×D370×H77mm、質量は8.8kgだ。