iPhoneのメールアプリはどれが使えるのか? 標準アプリvs人気アプリ –機能面から徹底比較

素早いメール処理が可能な機能とUI搭載の「Mailbox」

Mailboxは、人気クラウドストレージサービスでおなじみDropbox社のメールアプリ。メールの処理や整理がすぐできるだけでなく、メールでリマインダー的な使い方ができるのが特徴だ。実際に使ってみて驚くのは、インターフェースが軽快で受信ボックス内のメールがスワイプだけですぐ処理できること。例えば、メールボックスのメールを右にスワイプすればアーカイブとして保存、ロングスワイプすれば削除という具合に、スワイプの方向と距離で多彩な操作が可能になっている。

また、もうひとつの大きな特徴がメールを指定した時間に再表示させるスヌーズ機能で後に表示させ、ToDoリストやリマインダーとして利用できること。メールを左にスワイプさせると「Later」メニューが出てきて、メールを「明日の夜」や「来週」など時間を決めて再表示させられるようになる。別にToDoリストやリマインダーの専用アプリを使うのが面倒という人でも、Mailboxならメールアプリ上で一本化できるのがポイントだ。

さらに、Mailboxならではなのが、ユーザーのスワイプやスヌーズ操作の履歴から学習し、メールが届くと次の動作を予測して提示してくれるオートスワイプ機能。アプリを使えば使うほど、メール処理が素早くスムーズになる。Dropboxアカウントを持っている場合、このオートスワイプのパターンをDropboxを介して他の端末でも共有できるようになっている。加えて、Dropboxとアプリ連携をすればDropboxの容量が1GB増やせる特典も。2014年7月現在、設定可能なメールの種類がGmailとiCloudのみと少ないのが残念だが、Dropboxの容量狙いで試しにインストールしてみても良いだろう。