数多くの候補から自分好みのものを選択できるAndroidデバイス。高度なカスタマイズが可能なことも魅力であり強みです。しかし、その反面、わかりにくさを指摘されることもあります。ここではそんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「Goolge I/OでAndroidの未来がわかる?」という質問に答えます。

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Googleは年1回、世界中の開発者を集め2日間にわたるイベントを開催します。それが「Google Innovation in the Open」で「Googole I/O」の略称で知られています。2008年以来、毎年5月に米サンフランシスコで開催されてきましたが、2013年から6月開催に変更され、第7回を数える今年は米国時間の6月25日からスタートします。

Google I/Oでは、WEBやモバイルを軸としたコンピューティング全般に関する技術的な議論が行われますが、Googleの新技術/新サービスの発表の場としても利用されます。例を挙げると、第1回の2008年にはAndroidやGoogle Mapsの開発キット(API)が、2009年にはWEBブラウザのChromeが、2010年にはGoogle TVがその姿を現しました。発表の場となる基調講演やセッションは、特設ページでライブストリーミングされる予定です。基調講演の開始時間は、日本時間の6月26日午前1時です。

今年の発表の目玉は、3月に発表されたAndroidのウェアラブル端末版「Android Wear」といわれています。Googleは基調講演に先立ち、Android Wearの最新インターフェースを映したムービーをYouTubeで公開していますが、その実機が公開される可能性があります。Googleは2012年にWIMM Labsというスマートウォッチメーカーを買収済ですから、ひょっとすると自社製の端末が発表されるかもしれません。昨年登場したメガネ型端末「Google Glass」は、25日に第3世代機が発表されていますから、なにかしらのコメントはあると考えられます。

Google I/Oでは、Androidの開発計画についても明らかにされることでしょう。前述したとおり、今年はウェアラブル端末が中心となりそうな気配ですが、まったく予想外の新技術/新サービスが発表される可能性もあります。期待しましょう。

Google I/Oの基調講演は、日本時間の6月26日午前1時スタート。特設ページでライブストリーミングが実施されます

Android Wearの最新インターフェースを映したムービーがYouTubeで事前公開されています

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