iOSに付属のアプリ『連絡先』は、氏名や住所、電話番号などを登録しておけば電子アドレス帳として活用できる。『電話』など他のアプリから情報を参照することもできるので、メールや電話をする可能性がある人物の情報はとりあえず登録しておくほうがいい。

音声アシスタントのSiriも、『連絡先』のデータを利用する。相手の名前を告げてメールや電話を発信できるのは、『連絡先』のデータを参照しているからなのだ。Siriが自分の名前を認識してくれるのも、『連絡先』に登録した自分の情報をSiriの設定画面で指定しているからにほかならない。

親兄弟や配偶者、恋人やアシスタントなどの情報も、それとして登録しておくとSiriの使い勝手がよくなる。Siriを使い自分の家族に連絡するとき、家族の名前をフルネームで告げるのは気恥ずかしいものだが、「妻に電話」や「母ちゃんにメール」はさほど気にならないだろう。

身内の情報を登録するには、『連絡先』を起動して自分の項目を表示するところから開始する。画面右上の「編集」ボタンをタップすると、画面中ほどに「関係と名前を追加」が現れるので、タップして親や配偶者、子どもなどの情報を登録していけばいい。これでSiriに話しかけたとき、「オヤジ」や「父ちゃん」、「ママ」や「母さん」といった言葉で聞き返されることはなくなるはずだ。

操作手順をカンタン解説

1 『連絡先』を起動して自分(iPhoneの)の欄を開いたあと、編集を開始する

2 画面中ほどにある「関係と名前を追加」をタップして、自分と関係がある人物の登録を開始する

3 父/母や配偶者などの属性を選択する

4 登録完了後、画面右上の「完了」ボタンをタップする

5 Siriを利用して自分の妻に電話するとき、フルネームではなく「妻」や「ワイフ」で通じるようになる

(提供:iPad iPhone Wire)