ノートの作成方法と管理方法の違い

EvernoteとOneNote、どちらもテキストや写真・画像などをノートに張り付けるという形で使用するが、ノートのタイプや作成方法、管理方法に違いがある。

Evernoteのノートにおける特色は、迷わず使えて最小の労力で使いたいノートを出すことができること。アプリでノート作成する際に、「テキスト」、「カメラ」、「写真」、「リマインダー」、「リスト」の5種類から形式を選んでデータを貼りつけるだけ。タグ機能と検索機能が優れていて、ノートの整理をしなくても必要なときにキーワードやタグを使ってすぐにノートを呼び出すことができる。ノートの整理をする必要がないので忙しい人向きだ。

一方、OneNoteは文章や図形、画像などが書き込める「ページ」と見出し的な役割の「セクション」を組み合わせて自由にノートブックが作れるシステムだ。ルーズリーフやパソコンのフォルダとファイル構成に近いだろう。また、ページとセクションで構成されるノートブックとはまた別に、「クイックノート」と呼ばれるちょっとしたメモや他アプリからのインポート用に使われる形式もあり、フレキシブルな使い方が可能だ。ページやセクションを組み合わせることで見やすく整理することができるので、文書としてきっちり管理するのに向いている。

Evernoteで新規ノートを作る際は、テキスト、カメラ、写真、リマインダー、リストから使いたいタイプを選択するだけと分かりやすい

OneNoteはページやセクション、クイックノートと様々なタイプのノート形式があり、最初は使い分けに悩むかもしれない