ソフトバンクの新料金プランの割引き・特典2パターン

  • 「データくりこし」+「家族おトク割」+「長期契約ボーナス」

  • 「家族データシェア」+「U25ボーナス」+「長期契約ボーナス」

ソフトバンクには上記のように2パターンの割引き・特典があると記したが、「家族データシェア」だけで「データくりこし」+「家族おトク割」よりも得になるケースはないだろうか。

実はある。

たとえば4人家族を想定してみよう。4人が一人あたり5GBを使う場合、別々に契約すると「5,000円(データ定額パック5)×4人=20,000円」のデータ通信費がかかる。ここから「家族おトク割」で「データ定額パック5」利用時の割引が1回線ごとに300円となるから、300円×4人で割引額は1,200円となり、合計データ通信費は「20,000円(データ通信費)-1,200円(割引額)」で18,800円だ。

一方で、「家族データシェア」を使うと、20GBなのでパケット料金は「データ定額パック20」の16,000円。そこに子回線3台分のシェア料金(子回線1回線あたり500円)が加算されるから、「16,000円(データ定額パック20)+500円(シェア料金)×3人=17,500円」となり、上記と比較し、月額1,300円が得になるのだ。この家族に25歳以下の人がいれば、U25ボーナスが適用されて、総額はさらにトクする計算だ。

もう少し現実的に、4人家族で「親はそれほどパケットを使わない(1人あたり2GB)が、2人の子どもはそれなりに使う(1人あたり5GB)という場合で考えてみよう。この場合は、「データ定額パック2」が「家族おトク割」の対象にならないことに注意が必要だ。

すると、「3,500円(データ定額パック2)×2人+5,000円(データ定額パック5)×2人-300円(データ定額パック5の家族おトク割)×2人=16,400円」となる。同じ組み合わせを「家族データシェア」で行うと、合計パケット14GBを確保するために12,500円の「データ定額パック15」を契約。さらにシェア代が3台分(500円×3人=1,500円)かかって、「12,500円(データ定額パック15)+500円(シェア料金)×3人」で14,000円と、やはり「家族データシェア」を使った方が安くなるのだ。こちらも、子供が25歳以下であれば、「U25ボーナス」でさらにトクすることになる。

ただし、逆転するケースもある。