Yosemiteで仕事環境の改善が見込めるように

ライターという職業柄、PCの仕事で使うのはテキストエディタが中心で、作業の遂行可能性としては容易にiPadに置き換えができる。ただ、ファイルの共有など作業の継続性に関しては制約の中での工夫が必要だった。

しかし、昨年提供が開始された MacOS X Marvericksから、Macにも「メモ」アプリが組み込まれ、iOSの「メモ」アプリと自動的に同期されるようになった。以前から同期はできたがMac側の保存先が「メール」の下書きボックスという謎仕様だったため、イマイチ活用しにくかったのだ。

ちょっとした変更だが、メモしたことを後で活用したり、書きかけの作業を移動中の電車の中で続ける、といったシーンで大きな利点になっている。先日のWWDCで発表された次期OS X Yosemiteによって、さらに柔軟な継続性実現とWindowsへの対応が強化されれば、さらに環境を問わず仕事を進められるようになると期待される。

この他、仕事に必要になるのはメールや画像編集など。画像編集アプリが十分な機能を持っていても、保存先の操作や複数をまとめて扱うといったハンドリングにやはり難がある。メールで添付ファイルが扱いにくい問題も同様だ。これらも、iOS 8がリリースされればiCloud ドライブのクロスアプリケーション対応によって柔軟性が増すのではないかと思われる。

両手で持って入力。ベゼルが狭い分、キーの左右に少し余白があってもいいかも

フリック入力も使える。テンキーと変換候補の左右入れ替えや、フローティング機能があるといいのだが

ハード的な利点もある。iPad miniは縦位置で使うと両手で支えて親指でキーボード入力が可能だ。電車の中で、とりあえず座らないと作業ができないPCと違い、ラッシュでなければ立ったまま入力が可能だ。もちろんiPhoneでも可能だが、視界に占める作業エリアの割合や、前後の文章が見渡しやすいことは、作業のしやすさにかなり影響すると個人的には感じている。