電子書籍元年がやって来た

iPad mini Retinaディスプレイモデルにもう一つ期待していたのが電子書籍端末としての機能。iPad 2では重すぎるし、iPhoneでは画面が小さいせいか何だか疲れる。かといって専用端末を買ってデバイスを増やすのもためらわれる。Retinaならば……と思ったところ、大当たりであった。

読みやすい文字サイズを確保しつつ、一行の長さにも前後の表示にも余裕がある。かつ、操作メニューが表示エリアの邪魔をしない。こうした環境が整うと、デジタルであってもテキストがぐっと読みやすくなるものであることを実感した。

また、ビジュアル中心のレイアウト固定型書籍・雑誌やコミックも、1ページの表示に十分な広さがある。高精細なRetinaディスプレイの効果もあって、画面を読んでいるという意識はかなり薄れてきたように感じる。加えてこのバッテリー性能だ。数時間読み続けても何ら問題ない。

Kindleのテキスト表示。iPhone 5と比べて"本を読んでいる"気分になれる視界を確保

各方面で酷評の多いkoboだが、アプリの機能は良い感じ。中途半端な期間限定楽天ポイントの使い道としても重宝している