説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『キャリアアップデートしたら「LTE」が「4G」に変わりました!?』という質問に答えます。

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5月23日、au版iPhone向けに「キャリア設定アップデート」の配布が開始されました。キャリア設定アップデートとは、携帯電話会社(キャリア)の設定を更新(アップデート)することを目的としたもので、適用すれば通話品質に関するデータや基地局の情報、テザリングなどキャリアが提供する各種サービスに関する設定を最新の状態にすることができます。

今回のキャリア設定アップデートには、LTE回線に接続しているときのステータス表示を「LTE」から「4G」に変更する内容が含まれています。au/KDDIのスマートフォンは、2014年春モデルまでは「LTE」表記を採用していましたが、2014年夏モデルのAndroidスマートフォンからは「4G」に変更されており、iPhoneも歩調を合わせたことになります。なお、ソフトバンク版iPhoneでは2013年秋のiOS 7リリース以降、標記を「4G」に変更しています。

ところで、「キャリア設定アップデート」ダイアログは突然ホーム画面上に現れますが、適用するタイミングはユーザの判断に任されます。「今はしない」ボタンをタップすると、その後しばらくダイアログは現れなくなるので、時間に余裕があるときアップデートすることをお勧めします。「設定」を起動して「一般」→「情報」の順にタップすると、いつでもダイアログを再表示できます。

au版iPhoneでも、LTE回線に接続しているときのステータス表示が「LTE」から「4G」に変更されました