VoLTE対応で音声通話をアピールするドコモ

ドコモとKDDIは、今夏から新技術を使った新サービスを開始する予定で、それに対応した端末をそろえたのが最大の特徴だ。

ドコモはVoLTE(Voice over LTE)を開始する。これは、LTEネットワーク上で音声をパケット通信でやりとりする技術で、SkypeやLINEのようなサービスの音声通話サービス(VoIP)と同じような仕組みだ。もちろん、VoLTEの場合は音声通話に必要な技術的な手当を行っているので、一般的なVoIPに比べて通話の安定性や音質などで有利になる。

国内初のVoLTEサービス

高音質で発着信が早く、高速マルチアクセスによる通話中の高速通信、ビデオコール、といった点がVoLTEの特徴

いずれにしても、VoLTEの導入で、音声の高品質化、低遅延化が実現する、というのがドコモのアピールポイントだ。実際に試してみると、特に高音域がクリアになり、全体的に聞き取りやすくなる。また、遅延が少なくなるので、話し手が電話越しに話して、それを受信側の聞き手が聞くまでの時間が短縮される。