NTTドコモは14日、2014夏モデルとなるスマートフォン7機種、フィーチャーフォン2機種、タブレット2機種を発表した。XperiaシリーズのフラグシップモデルとなるXperia Z2やGALAXYシリーズ最新モデルとなるGALAXY S5をはじめ、バラエティ豊かな機種がラインナップされた。ここではそれぞれの機種の特徴を紹介しながら、どの機種がどんなユーザーにオススメできるのかを考えていこう。中編では、「AQUOS ZETA」「ARROWS NX」「Xperia A2」について触れる。

AQUOS ZETA

AQUOS ZETA

背面

シャープのAQUOSシリーズ最新モデルとなる「AQUOS ZETA」は、約5.4インチという大画面IGZOディスプレイを搭載したモデルだ。見た目でもはっきりわかるほど画面が大きいが、それでいて本体サイズは140×74×9.3mmと、XperiaやGALAXYと比べてむしろコンパクトな部類。

ディスプレイが大きいのに端末サイズが小さいのは、シャープ独自の挟ベゼル技術、EDGESTが効いている。なんと画面の約81%(!)がディスプレイというから驚きだ。画面は大きい方がいいけど端末は小さい方がいいというワガママなユーザーのニーズに応えられる機種はこれしかない。

並べて一つの映像を映し出すと、その縁の細さがわかる

また、新開発バックライト「PureLED」搭載により、これまでよりも赤色がよりビビッドに、自然な色合いで表示できるようになったという。実際、従来機種と同じ映像を並べて表示してみると、その違いは歴然だ。

従来機種(左)に比べて今回のAQUOS ZETA(右)の赤色は自然で鮮やかだ

ディスプレイ以外での注目ポイントは、カメラ。シャープならではのF1.9という明るいレンズを搭載しており、暗い場所でもノイズのない綺麗な写真を撮ることができる他、被写体が何であるかを認識して構図のアドバイスを画面上で行ってくれる「フレーミングアドバイザー」機能も搭載している。アドバイスはかなり細かく、ガイド線やメッセージが表示されるため、その指示に従っていればOKだ。人によっては余計なお世話な機能かもしれないが、SNSやinstagramのセンスあふれる作品を見て自信を喪失している写真初心者にはぴったりの機能だろう。

フレーミングアドバイザー機能は写真初心者にぴったり