クラリオンは13日、「自然対話型音声認識」という次世代の音声認識技術を利用して目的地検索ができるカーナビゲーションを4モデルと、FLACなどのハイレゾ音源再生機能を搭載した1モデルを発表した。

6月上旬より発売し、価格はオープン、推定市場価格は、「NX714」が110,000円前後、「NX614」が100,000円前後、「NX404」が50,000円前後で、DINサイズよりも幅の広い200mmワイドタイプでは「NX714W」が120,000円前後、「NX614W」が100,000前後となる。

「NX714W」「NX714」「NX614W」「NX614」

左が200mmワイドタイプのNX714Wで、右がNX714。NX614との主な違いは、地デジチューナーが4アンテナ、無料地図更新が3年間付き、DSRCやビーコン接続に対応

NX714W、NX714、NX614W、NX614の4モデルは自然対話型音声認識「Intelligent VOICE(インテリジェントボイス)」という、自然な話し言葉で目的地検索ができる機能を搭載している。Googleの音声認識技術が採用されており、「人気のあるラーメン屋さん」「ハワイのパンケーキ」など、ややあいまいな言葉でも検索できるという。

また、イナゴ社のスマートアシスタント技術「netpeople」でホットペッパーグルメ、Yahoo! JAPAN等からレストランの情報を探す「グルメ検索」機能もあり、音声検索機能も向上させた。操作性の面では、フリック操作に対応。地図や検索結果リストのスクロール、オーディ選曲などでフリック操作が行える。

スマートフォンとも連携し、iOS/Androi用アプリ「Smart Access 4Car」によって、Intelligent VOICEや駐車場の満空情報などを利用できる。スマートフォンとの接続はBluetooth。

左が200mmワイドタイプのNX614Wで右がNX614。Intelligent VOICEなどの最新機能を搭載している

オーディオ面では、CDの曲をSDメモリーカードに録音する機能や、SDメモリーカード/USBメモリの音楽/動画ファイルを再生する機能などを装備。動画はMP4、WMV、H.264形式、音楽はMP3、WMA、AACに対応している。

地デジチューナーを内蔵し、地上デジタル放送受信中に受信感度が悪くなった場合、自動的に受信感度のいい中継局に切り替えることが可能。ただし、NX614WとNX614は、オプションの地デジアンテナ2chを追加した場合に、中継局の切り替え機能が利用できるようになる。

地図データの無料更新も付属しており、NX714WとNX714が3年間、NX614WとNX614が1年間自信での地図更新が可能(いずれも発売開始日からではなく、利用開始日からの期間)。本体サイズ/重量は、NX714WとNX614WがW205.5×D175.3×H104mm(取り付け時の奥行きは158.3mm)/2.9kg、NX714とNX614がW178×D185.1×H100mm(取り付け時の奥行きは158.3mm)/2.9kg。

「NX404」

NX404は、今回発表の5製品の中で唯一、ハイレゾFLAC形式の再生に対応している

NX404は、USBメモリに記録された可逆圧縮形式のFLACファイル再生に対応しているのが特徴。FLAC以外にも、MP3、WMA、AACに対応している。動画はMP4、WMV、H.264形式に対応。

地図データは、昭文社の「まっぷるマガジン」という旅行ガイドブックをデータ化した観光ナビ「マップルナビ4」を搭載している。約8万件のガイド情報と約15万件のガイド写真が収録されている。本体サイズはW178×D172×H100mm(取り付け時の奥行きは165mm)、重量は2.1kg。