マウスコンピューターは15日、同社の法人向けPCブランド「MousePro」で、AMDのプロ向けグラフィックスカードのハイエンドモデル「AMD FirePro W9100」搭載ワークステーションの製品化を決定した。初回の出荷は2014年夏ごろを予定し、本日より導入に向けた評価用サンプル機材について、貸出しサービスの受付を開始する。

「AMD FirePro W9100」搭載ワークステーション(ディスプレイはオプション)

AMD FirePro W9100

AMD FirePro W9100は、7日に米AMDが発表したプロフェッショナル向けグラフィックスカードの最上位モデル。16GBのGDDR5メモリを搭載し、4K映像の6画面出力を可能としている。対応APIは最新のOpenCL 2.0に加えて、OpenGL 4.3、DirectX 11.1、Shader model 5.0。

構成可能な参考仕様として、「MousePro-W720DF9HS」では、CPUがIntel Xeon E5-2620v2×2、チップセットがIntel C602、メモリが32GB ECC、ストレージが256GB SSD + 3TB HDD、グラフィックスがAMD FirePro W9100 16GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、OSがWindows 8.1 Pro 64bit。

また、「MousePro-W720DF9HS」からメモリを64GB ECC、ストレージを512GB SSD(256GB×2/RAID 0) + 6TB HDD(3TB×2/RAID 0)に変更した「MousePro-W720DF9HX」や、CPUをIntel Xeon E5-2690v2×2、メモリを128GB ECC、ストレージを1024GB SSD(512GB×2/RAID 0) + 10TB HDD(5TB×2/RAID 0)に変更した「MousePro-W790DF9HXF」といった構成も可能とする。いずれも価格は未定。