8.3インチでWUXGAディスプレイ搭載 - レノボ・ジャパン「ThinkPad 8」

レノボ・ジャパンの「ThinkPad 8」は、1,920×1,200ドットのWUXGA表示に対応した8.3型タブレットだ。同社からは2013年12月に8型の「Miix 2 8」が発売されているが、本機はビジネス向けブランド「ThinkPad」シリーズに属するタブレットとして、より機能を充実させたモデルという位置づけ。

レノボ・ジャパン「ThinkPad 8」。写真右は、背面カメラの部分がめくれる「ThinkPad 8 クイックショット・カバー」(オプション)

「Miix 2 8」との主な違いは、CPUにより高性能なIntel Atom Z3770(1.46GHz)を採用している点と、1,280×800ドットより2.25倍も情報量が多い1,920×1,200ドットの液晶ディスプレイを搭載している点。そしてドメインネットワーク参加や強固なセキュリティ機能など、ビジネスで役立つ機能を備えたWindows 8.1 ProをOSとして採用している点だ。標準で「Office Home and Business 2013」もプリインストールされている。

インタフェースとしてmicro USB 3.0に対応している点も特徴的だ。対応ケーブルを用意すれば、外付けHDDやUSBメモリなどのUSB 3.0ストレージに高速アクセスできる。

本体サイズはW224.3×D132×H8.8mmで、重量は約430g。「Miix 2 8」(サイズ:W215.6×D131.6×H8.35mm、重量:約350g)と比べてわずかに大きくなっているが、各パーツがスペックアップしていることを考えると納得できる。バッテリ駆動時間は約8時間で、タブレットとしてはそれほど長くはないものの、丸一日連続で使うようなシーンでなければ、バッテリ切れで困ることはあまりなさそうだ。

「ThinkPad 8」の最大の特徴である広いデスクトップは資料やWebページの閲覧に向いているほか(表示は細かくなるが…)、写真や動画をより鮮明に映し出すことができる。ビジネスはもちろん、プライベートや趣味にも活用できるだろう。従来の8型タブレットにスペック面で物足りなさを感じていた人におすすめだ。

製品名 ThinkPad 8
量販店価格 直販のみ(57,750円)
OS Windows 8.1 Pro 32bit
CPU Intel Atom Z3770(1.46GHz)
メモリ LPDDR3 2GB
グラフィックス Intel HD Graphics(CPU内蔵)
ストレージ 64GB フラッシュメモリ
光学ドライブ -
ディスプレイ 8.3型、1,920×1200ドット、IPS
タッチパネル ○(10点マルチタッチ)
有線LAN -
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n
Bluetooth Bluetooth 4.0
センサー 加速度、照度、地磁気、ジャイロ、近接
Webカメラ フロント約200万画素、リア約800万画素
主なインタフェース microUSB 3.0、microHDMI、ヘッドホン出力、microSD/SDHC/SDXCカードリーダ
バッテリ駆動時間 約8時間
本体サイズ W224.3×D132×H8.8mm
重量 約430g