Aliens vs Predator DirectX 11 Benchmark(グラフ16~23)

SEGA
http://www.sega.com/games/aliens-vs-predator/
http://www.sega.com/avp/us/home.php

ここからはゲームベンチマーク系を。ということでまずはこちら。ベンチマーク手順はこちらで、解像度のみ変更している。

このテストは、なぜかちょっと結果が暴れる傾向にあるのが特徴とも言える。まず平均フレームレート(グラフ16)を見ると、特にDual GPUの2枚は2048×1536pixelと4Kでほぼ同じスコアになっている。

それでもR9 295X2は60fps超えを実現しているのは立派であるが。次の最大フレームレート、Dual GPUの2枚の結果はあまりあてにならない。というのは、あるフレームが800fps、次のフレームが10fpsなんてことが頻発しているから。

これはどうもDual GPUでのフレーム切り替えとベンチマークにおける計算メカニズムの相性が悪いのでばないかと思える。同様に、Dual GPUの最低フレームレート(グラフ18)が高解像度でかなり低くなっているのも同じ現象に起因するものと考えられる。

そんなわけで実際のフレームレート変動をみてみたい。SD解像度(グラフ19)~Full HD(グラフ21)までは、確実にR9 295X2が頭一つ抜け出している印象が強い。

ただ謎なのは2048×1536pixel(グラフ22)では完全に他のカードと同じ、というかむしろ悪いくらいになっている。

面白いのは、これと次の4K解像度(グラフ23)を比較すると、Dual GPUの2枚の結果がほとんど同じになっていることだ。この結果から察するに、現在のCrossFireXの場合はどうも、2048×1536pixelだと内部的には4K解像度としてレンダリングしているのではないかという気がする。

一方Single GPUの3枚は素直に解像度にあわせてレンダリングしているという感じだ。なのでグラフ22はちょっと無視してグラフ23で論じると、R9 295X2は最低でも30fps前後を維持しており、平均では確かに60fps近い性能を出しており、続くHD 7990とも明確な差があり、この4Kでは圧倒的な性能と言って差し支えない様に思う。