Thief(グラフ71~73)

SQUARE ENIX
http://www.thiefgame.com/

ゲームベンチマークの最後はThiefで締めたい。こちらは今年2月にPC版が発表されたもの。Steam経由で購入できる。さて、このThiefはMantleに加えてTrueAudio対応をうたっており、現在入手できる最新版(この原稿執筆時点では1.3 build4118.5)ではMantle対応になっている。

さてこのThiefでのベンチマーク手順であるが、Steamから起動して(Photo37)、まずOptionを選択する。最初にDisplayタブが表示される(Photo38)ので

Photo37:画面キャプチャ時のバージョンは1.3 build4118.3とほんの僅かに古いバージョン。この後自動アップデートされた

Photo38:Exclusive FullscreenをOnにするとTaskbarが表示されるようになり、フレームレートがSystemのものに固定される(Vsync有効になる)ので注意

  • Use Mantle:Mantleを利用する場合はCheck。ゲーム内ではこのOn/Offはできない。
  • Fullscreen:On
  • Exclusive Fullscreen:Off
  • Resolution:任意に選択。あとでゲームの中からも変更可能。
  • Vysnc:Off
  • Use 32-bit Executable:Off

とする。次いで、Graphicsタブ(Photo39)で

Photo39:PresetでVery Highとしてもこういう設定にならないので注意

  • Preset:Custom
  • Texture Quality: Very High
  • SHadow Quality: Very High
  • Depth-of-field Quality: High
  • Textyre Filtering Quality: 16x Anisotopic
  • SSAA: High
  • Texxture Pool Mode: Auto
  • チェックボックス:全部On

とする。これが終わったらOKを押して再びPhoto37の画面に戻り、Playを選択する。するとメニューで下から2番目に"BENCHMARK"が登場するので、これを行うとベンチマークを実施し、最後に平均/最大/最小フレームレートを表示して再びメニューに戻る。あとは解像度を変えながらテストを実施するだけだ。

さてそれでは結果である。低解像度だと団子状態であるが、高解像度になるとR9 295X2が次第にほかを引き離すという傾向が全体に見て取れる。ただ面白いのは、Mantleを有効にするとR9 295X2はむしろ性能が下がること。特に4K解像度では、DirectXだと45fps以上なのにMantleだと20fpsそこそこというのはどうしたものか。

この傾向は最大フレームレートでも同じで、DirectXだとR9 295X2が最速であり、これにHD 7990、GTX 780 Tiが続くという図式。

ところがMantleを使うとこれらは低く沈む感じだ。せめて最小フレームレート(グラフ73)は、と言いたいところだが、こちらもMantleは余りよろしくない。それでも低解像度ではそれなりに数字が持ち上がっているが、高解像度だと大体同じあたりに沈むのは、もうMantleとかDirectXとかでなく純粋に描画負荷の絶対値の問題なのかもしれない。