オーディオテクニカは3月31日、デジタルワイヤレスヘッドホンシステム「ATH-DWL700」「ATH-DWL500」と増設用ヘッドホン「ATH-DWL700R」「ATH-DWL500R」を発表した。発売は4月25日。価格はオープンで、推定市場価格は、ATH-DWL700が19,000円前後、ATH-DWL500が13,000円前後、ATH-DWL700Rが14,000円前後、ATH-DWL500Rが8,000円前後だ(いずれも税別)。

左が「ATH-DWL700」で、右が「ATH-DWL500」。「ATH-DWL500」はブラックとホワイトの2色が用意されている

2製品は、2.4GHz帯の電波を使用するデジタルワイヤレスヘッドホン。通信距離は約30m。オプションのヘッドホンは2台まで追加でき、最大3台のヘッドホンを同時に使用することができる。2.4GHz帯は家庭内でさまざまな機器に使用されているが、他の無線機器との干渉を避けるベストチャンネルサーチ機能が搭載されており、安定した通信が可能だ。

ATH-DWL700は、新技術「V-ACTモード」の搭載が最大の特徴。V-ACTモードは、入力された音声信号にの強さに応じて、ヘッドホン自体が振動するモード。映画やゲームなどの臨場感を高める効果がある。V-ACTモードはスイッチでオン・オフが可能だ。また、DTS社のSRS WOWによる立体的な音場を楽しむこともできる。

ドライバーは、CCAW(銅皮膜アルミ線)ボイスコイルを使用したφ40mm径。ハウジング内の電気部と音響部を完全に分離したアイソレーション設計が採用されている。再生周波数帯域は15Hz~22kHz。

電源は、トランスミッター側が付属のACアダプターで、ヘッドホンは内蔵充電池。トランスミッターの上にヘッドホンを置くだけで充電が行われる。約6時間でフル充電され、フル充電の場合、約10時間の連続再生が可能だ(1mW×2出力時)。ATH-DWL700でV-ACTモードとSRS WOWをオンにした場合でも、約6時間の連続再生が可能だ。

トランスミッターの上に置くだけで充電される

サイズは、トランスミッターが約W103×D135×H162mmで、ヘッドホンが約W156×D83×H194mm。質量は、トランスミッターが約120gで、ヘッドホンが約250gとなっている。