iPhone 6の登場時期と価格、内蔵ハードウェアについて考察する

発売時期は3Qが現状濃厚

先のレポートで次期iPhoneに関する噂を多数紹介しているが、今年2月初旬くらいまでは「2014年の5～6月ごろ」と第2四半期をうたう記事が多かった。だがここ最近になり、やはり過去数年と同じ「夏過ぎの第3四半期」という意見が主流になってきたようだ。

実際、製造から出荷までのリードタイムを考えると、最低でも発売3～4カ月程度前には部品量産がスタートしていないと間に合わないだろう。大量のオーダーが出回るiPhoneにおいて現状大きな動きがみられないことを考えれば、第2四半期中の登場は現時点でほぼ考えられない。夏以降というのが順当だ。また、先ほどの「TSMCでのA8製造開始」というニュースを考慮すれば、第2四半期発売では「製造前倒し」を行った意味がなく、やはり今年9月以降という線が強い。

気になるのはむしろ、「2種類あるといわれるiPhoneは同時にリリースされるのか?」「次世代iPadやiPad miniは?」「iPod touchの扱いはどうなる?」といったiPhone以外のiOSデバイスそれぞれの発売時期と、「iWatch」の名称で呼ばれる腕時計型の新カテゴリのデバイスの発表タイミングだ。iWatchは製品単体で訴求することはあまり考えられないため、おそらくはiPhoneまたはiPadとのセットでの発表になるとみられる。発売時期は前後したとしても、こちらも9月以降での提供開始になる可能性が高いだろう。