Camera Appsでは、新たに「ライブビューグレーディング」「スムースリフレクション」「スタートレイル」の3アプリの配信を3~4月にかけて行う。ライブビューグレーディングは、ライブビューをいながら画調の変更を行えるアプリで、「Standard」「Cinema」「Extreme」のプリセットテーマから簡単に写真表現を変更できる。

「PlayMemories Camera Apps」の新アプリ。これはライブビューグレーディング。プリセットの変更でどのように画調が変わるか確認できる

「水」に特化したスムースリフレクション

【左】星の軌跡を動画で記録できるスタートレイル 【右】Camera Appsでは、ほかに電源オフに切り替えると画像をスマートフォンに転送する「スマートフォンシンク」といったアプリも用意。撮影の度に画像を送信する機能はないが、「送信中に撮影しようとすると、AFなどのパフォーマンスにわずかに影響が出るため」(ブースの説明員)だからだそうだ。要望が多ければ、アプリのアップデートで対応も検討するという

スムースリフレクションは、湖や海、滝といった「水」の表現に特化したアプリで、水面に反射する夕景や水の流れをより美しく仕上げられるという。複数枚の写真を合成するHDR的な手法も使われるが、水面の処理など、特に限定的なシーンに特化したアプリになっているそうだ。

スタートレイルは、指定した秒数ごとに写真を撮影して星の軌跡を記録できるアプリ。1枚の写真として収めるのではなく、最終的には動画として生成され、星の動きが記録できるようになる。

それぞれ、限定的なシーンに特化した形のアプリで、万人が必要とはしないため、アプリの形で配布するようにした。今後も、ユーザーの意見を聞きながらアプリのアップデートや開発を続けていきたいという。

こうしたアプリは、これまで「α(NEX)」シリーズで利用可能だったが、「DSC-HX60V」「DSC-HX400V」で初めてサイバーショットも対応。Camera Appsの実行には一定のメモリが必要で、現時点ではハイエンドクラスの製品のみの対応だが、今後ほかのモデルにも対応を拡大していくそうだ。

4K対応デジタルビデオカメラ「FDR-AX1」。これまでは4Kカメラはこのクラスの大きさだった

「FDR-AX100」では、それを大幅に小型化した

ビデオカメラとしてはまだ大きいが、4Kになるとレンズの画質がさらに重要になるとしており、高画質レンズやハイパフォーマンスなチップの採用などで、現時点ではどうしても大きくなってしまうという

ほかにも、レンズスタイルカメラ「サイバーショットQX」シリーズやアクションカム、ミュージックビデオレコーダーも展示されており、さまざまな製品をチェックし、試用することができるようになっている