NTTドコモは1月31日、2013年度第3四半期の決算を発表した。営業収益は対前年同期比0.2%減の3兆3,636億円、営業利益は同1.9%減の6,887億円。第3四半期の累計として、収益横ばい・営業減益・最終増益となった。減少が続いていた純増数については12月に改善し、第3四半期として対前年同期比の2倍を記録。MNPについても改善傾向にある。

登壇し、2013年度第3四半期の決算を発表するNTTドコモの加藤薫社長(写真左)。第3四半期の累計として、収益横ばい・営業減益・最終増益となった

営業費用は同63億円増の2兆6,749億円、純利益が同137億円増の4,302億円。EBITDAマージンは同0.5ポイント増の36.7%、フリーキャッシュフローは同569億円増の864億円となった。設備投資は681億円減の4,723億円で、加藤社長は「LTEエリア展開、トラフィックの増加に対する設備投資は強化しつつも、効率化により全体の投資額を削減できている」と説明した。営業利益の状況を詳しく見てみると、音声収入の減少(同766億円減)をパケット収入の増加(同939億円増)がまかなう形。しかし月々サポート(同1,962億円減)の影響が大きく、営業利益全体としては前年同期比で135億円の減少となった。

主要な財務数値(写真左)と営業利益の状況(写真右)