日本電機工業会(JEMA)は1月27日、白物家電の2013年国内出荷実績を発表した。2013年合計(1月から12月)は、前年比4.3%増の2兆2,893億円で、過去10年間で最も高い出荷金額だった。消費者の省エネ製品への関心の継続や、住宅着工戸数の伸びによる住宅関連製品の好調が要因と同工業会では考えている。

2013年国内出荷金額。4月・5月は前年を下回ったが、6月以降は前年を上回っている

主要製品の2013年国内出荷金額をみると、ルームエアコンの出荷金額は前年比8.2%増の7,209億円、電気冷蔵庫は前年比6.4%増の4,367億円だった。夏の猛暑・残暑の影響が売上好調の要因と見られ、特にルームエアコンは数量ベースで、1972年の調査開始以来、過去最高の出荷台数となった。

このほか、換気扇の出荷金額は前年比7.7%増の1,122億円、電気洗濯機の出荷金額は前年比2.3%増の2,918億円、電気掃除機の出荷金額は前年比3.9%増の1,112億円、ジャー炊飯器の出荷金額は前年比3.4%増の1,089億円だった。